今回のチャレンジは、
CB50Sのフロントホイールで組まれたCT110のフロントホイールを、CR80Rのフロントホイールに交換できるか?
という企画です。
いつもどおりややこしい企画ですが、計算無しの現物合わせ、出たもの勝負で試してみます。
まずはCR80Rのフロントホイールを持ってきます。
CB50SのフロントホイールをCT110から取り外して比較検証。
似て非なるもの・・・
こちらはCB50S、ディスクローターがオフセットされてます。
こちらはCR80R、ディスクはオフセットなしです。
ディスクローターの重さが、CRのはCBの半分以下の重さです。(感測)
CB50Sのは厚さ4mmですが・・・
CR80Rのは厚さ3mm(使用限界2.5mm)
内径88mm、外形215mm
P.C.D105.5mm
穴は長方形の角に位置してるように配置されていて、短辺68mm長辺81mm
これはCR85RやCRM80R・CRF150RのBRAKINGウェーブディスクも付くかもです。(あくまで予想)
「放熱&パッドクリーニングスリット」のあるなしってのも、重さに関係してますね。
とりあえずタイヤがヒビ割れてますので外してしまいます。
履いていたタイヤはボロボロで、固く劣化してて外すのに一苦労。
「133」という刻印なので、製造年は1993年の13週ですね。どーりで固いわけだ。
現状のCB50Sのハブのエンド幅はカラー含みで111mm。
片やCR80Rの方は、カラーを入れると128mmほどあります。
左側カラーを外したらすんなり入り、ディスク位置を基準にカラーを作成すればなんとか・・・とは思ったのですが、ホイールを回してみたらディスクローターの取り付けネジがフォークのボトムケースにガツンと当たる・・・
ワッシャーを3mmほど入れれば当たらないとは思います。
が、よくよく見たら反対側にギアケースを入れる余裕が全くない。
(CR80Rのハブには、そもそもギアケースを回す爪が無い!)
アクスルシャフト径は12mmで、いけると思ったんですがねぇ・・・
結局のところ、CR80Rのホイールは無理っぽそうです。
スピードメーターギアも付きそうにないし。
スピードメーターを付けなければOKですが、そんなわけにもいきませんもの。
今回の企画は、残念な結果に終わりました。
まぁ・・・失敗事例ということであえて書いておきます。
いろいろ試して楽しかったからイイカ。
このまま元通りに組んでも建設的ではないので、ベアリングを外さないでお掃除します。
ベアリングのシールドを外し、ブレーキクリーナーを吹いてある程度グリスを流します。
あとは8kgのエアーで根こそぎ吹き飛ばします。