調べたら、スマホのmicroUSBコネクタが壊れて充電できなくなるらしい。
 
たまたま私の手元にやってきた個体が、まさにこれに該当してました。
USBケーブルを普通に刺しても充電できず、ググッと指でケーブルのコネクタ部分を下に押すと充電できます。
 
中がどんなことになっているのか興味本位でバラすと、痛い目を見ます。
 
・・・・・
 
では、いつものようにバラします。
 
赤丸のところがmicroUSB充電端子です。
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小さすぎます・・・
 
拡大したところです。7本あるリードの間隔は0.635mmのSOP?
隙間に0.5mmシャープの芯も入りません。
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良く観察すると、とんでもないハンダ切れでした。
横から見た略図で説明すると、USBコネクタの赤いリードが黄緑の基板上の緑の回路部分に「点で」半田付けされているだけ・・・それが切れて7本全てが浮いていました。
 
これは・・・設計ミス? こういうもの?こういう作りは当たり前?
 
コネクタの抜き差しで物理的に上下の応力がかかりそうな部分で…点付けは無いでっしょ。と思いますが・・・
 
 
で、用意したのは・・・
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パッケージICとかチップ部品などの細かい部品を半田付けする極細コテです。
真ん中にあるシャープペンの0.5mm芯よりも若干細いこて先になってます。
左は極細のハンダです。
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んで、半田付けしようとしましたが、基盤上の回路間隔が狭いため、隣の半田どうしがくっついてしまいます。
他の部分から直接配線をしようにも、基盤が黒塗りで、どこがどのようにつながっているか解析できない・・・
わざとやってるのではないかと・・・  黒塗りは放熱のためですよね、きっと。
 
で、格闘すること数時間・・・残念な結果になりました。
コネクタの線が1本 ポロッ っと 
 
あ゛~  こんなのは
 
 
  2度と 触れたくない
 
 
 
最初からきちんと設計してきちんと作ってください。お願いしますよ。
 
購入した人(修理する人)がかわいそすぎます。 つまり私のことね
 
久しぶりにがっかりでしたので、機種名はあえて出さないです。
何十台も同じ症例を自分で見たわけではありませんので・・・
多分・・・この個体だけだと思いますが。