富山県の砺波市まで出張。

東京から高速を使うとなると中央高速→長野自動車道→上信越自動車道を使って行くらしいんですが、途中の松本でおりて安房峠経由に変更。
このルートは岐阜に仕事で行くときによく使ったので慣れた道です。

で、最初の目的地、

しらほねおんせん
 白骨温泉  を目指します。
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山はまだ色づいてないですねー

奈川渡ダムの上を通ります。トンネルが狭くて大型トラックが前から来るとすれ違う時に結構緊張します。
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で、東京から4時間、約250km走り、やっと到着しました白骨温泉。

ひなびた旅館で温泉に入れさせていただきます。こういう雰囲気が大好きです。
秘湯に来たなぁって満足で笑みが自然にこぼれ、テンションががぜん高まります。
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お宿の方に聞いたら、他に客はいないらしく、貸切状態で使います
平日の午後一はねらい目か?

そして、これが、THE 温泉

白骨温泉!
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硫黄・カルシウム・マグネシウム炭酸水素塩泉

白濁の、硫黄臭のする源泉かけ流しです。


これが白骨といわれる所以。
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湯船の淵に、温泉のカルシウム・マグネシウム分が凝固して骨のようになって引っ付いてます。
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白い骨のように見える部分が背中に当たると石のように固いので当然痛いです。


あーいいお湯です。250km走った疲れがすっ飛びました。
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こちらは露店。あっ いや露天、
誰もいないので一人で優雅に入らせていただきます。
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紅葉がきれい、秋を感じる露天風呂とはまさにこの場所この景色この空気。

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日の光を浴びて湯気の粒の一粒一粒が見える。空気が流れると湯気は伴って移動し、ミクロな水粒の集合体である湯気が頬をなでる感覚をゆっくりと堪能しつつ温泉に肩まで入る。静寂に包まれ、時が無限に流れてゆく。これはもしかしてなんという贅沢な時の使い方なのだろうかとひとしきり思った。


さて、無限に浸ってるわけにもいかんので40分ほど温泉を楽しんでから先を急ごう。
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さらに100km走り、徐々に、徐々に日が地平線に落ちてきた。
ひとり旅をしているときに時々出会う、心の奥底に哀愁を感じる景色である。そして夜のと ばりが降りる頃、砺波にあるホテルへと到着した。


そして翌日から元気はつらつな仕事?をし・・・


2日後、仕事も終わって帰路につく。

あいにく秋雨前線が通過しており、
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帰りは雨模様となってしまう。

来た道を戻って行くだけなのだが、
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山越えするにあたり、霧が出てきてしまい・・・
カーブの連続を運転するのがちとつらくなり、
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まさにきりきり舞いである。 (ん?使い方違うか?)
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安房峠の有料道路手前に平湯温泉があり、「ひらゆの森」で、また、ひとっ風呂浴びる。
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そう、温泉をこよなく愛する男なのだ。 (ホントかぁ?)


ここは露天だけで7つの湯船があり・・・内風呂とサウナと水風呂を入れると10かな。それぞれ濁り方と温度が異なりなかなかの泉質である。ここも白骨と同じく白濁温泉。平日なので客は少なく、およそ10人から15人ほどであったからして一つの湯舟をここでもまたほぼひとりで独占して使えたので大変お得度の滅法高いひとっ風呂となったのである。

水風呂を除く9つもの風呂に入っておおいに生気を養いここから先の270kmをノンストップで家へ帰りましたとさ。

というわけで、出張のついでに温泉でした。