忘れ去られていた時計の電池交換を頼まれる。
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elesse Comfort という女性用の腕時計

バックパネルがスクリュー式なので・・・

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ベルトを取ってから・・・どっちかのオープナーで回すのですが・・・
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バ〇力を出してもこれはいったいどーなってるんだ?ってくらい固く閉められていてビクともしない。時計が小さいので余計に力が入らない・・・

「前回は街中の時計屋さんで電池交換した」ということです。

でしょうねぇ・・・
私だったら、こんなに固く閉めませんもの。
力任せに固く閉めすぎるのもいかがなものかと・・・

で、万力に挟んで悪戦苦闘してようやく開きました。
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前回の交換日は、H29年1月17日って書いてあります。
電池種別は621ですね。私の字で書いてありましたです。

このような古めかしい電池箱を取り出して・・・
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在庫から621を探し出します(正確にはSR621SW)
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ありました621。
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さっさと交換します。SWISS製のムーブメントを使ってました。
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なんか「ウオツチセル」って書いてある電池、実に怪しげです(爆)

裏蓋のゴムパッキンとネジ部分に防水用のオーリンググリースを塗布して・・・
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なぜかSONY製ですが・・・

バンドのバネ棒を交換・・・
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しようとしたら交換しなくてもよいということなので、今回はバネ棒交換せず。


最初、間違えて、こっちを出してきてしまいました。
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よく見たら、こっちは金属バンドの割りピンですね。

エレッセ、無事に動き出しました。交換完了です。
いつもなにかしらの時計を持ち込まれて無償交換してるが、
たまーに内部で電池が腐食してたり、クオーツムーブメントが逝ってしまってて動かいないものもあります・・・100個やって2個くらいでしょうか。


そういえば30年くらい前に行った神戸三宮にある「時計屋」を思い出した・・・美味しかったなぁ。。。
(時計屋といってもすき焼き屋さんなのである、時間を忘れるくらいおいしいという意味での屋号らしい)