リアブレーキのフィーリングが悪くなってきたんですが、
なにかこう・・・最後の最後に踏み込んだ時の最後の効きが悪い。
言い換えるなら、ブレーキのマックスパワーが無いって言うか・・・
最後の踏ん張りが腰砕けって言うか・・・





なので、まずは分解してみます。

リアドラムブレーキの内部って、こういう構造になってますよね。
変換 ~ 20200322_133718
ブレーキアームを動かすと、軸にあるI型のカムでブレーキシューを押し広げる構造。

ブレーキをかけるとこのようになります。
変換 ~ 20200322_133728

ブレーキカムを外してみると・・・
変換 ~ 20200322_133753

うーっむ、シューを押し広げる角のところが光ってる→すり減ってるではないか!
変換 ~ 20200322_133920

反対側も・・・すり減ってる。
変換 ~ 20200322_133928

ってーことは?

交換する?

カムを180度回転させると反対側がまだ使えますが・・・




少し悪あがきしてみます。


こういったものを出してきて、
変換 ~ 20200322_134202

んで、肉盛り マシマシ 行きます。
変換 ~ 20200322_135614

うわー、溶接・・・下手だぁ~ イモだぁ
変換 ~ 20200322_135654

やすりで磨いて整形・・・溶接部分って結構固い。
変換 ~ 20200322_142542


ちなみに、低電圧溶接棒の成分としては、
溶着金属の化学成分一覧例(%)
CSiMnPS
炭素シリコンマンガンリン硫黄
0.080.280.420.0190.012

だそーです。
上記の成分を合計すると0.811%。
99.189%がFeか?
本当は「硬化肉盛用の溶接棒」ってのを使って、焼き入れすれば硬くて安心なんですがね。




あんまり加工精度がよろしくないですが、手動やすりで削るのも疲れたのでまぁこのへんでおしまいにして組んでみます。
変換 ~ 20200322_142812
なんともいい加減な加工ではありますが、眼をつぶってやっておくんなさい。

さて、今後どうなりますかねー・・・
変換 ~ 20200322_143916
これで治れば・・・しかも肉盛りがすり減らずに使えれば・・・
ブレーキカムだけじゃなくって他にもカムって呼ぶ部品がエンジンのヘッド内部にあったりしますので、技術転用できるかもしれんなぁ・・・

んなこたぁ ハハハ・・・できねーだろー って思いつつ、ニヤニヤ~っと、むふっ。