映画館って最近行ってない・・・
どうしてかというと忙しいということもあるけど、1時間以上座ってられない性分なので仕方ない。
ではどうするかというと、DVDやブルーレイを借りてきて好きなときに好きなだけ家の中で見るのです。
おやっと思うシーンで自由に止められて、トイレ休憩もドリンク補給も自由自在。
なんて贅沢なんでしょうw(って自分で思ってるだけですが・・・)
んで、借りてきたのは、前回、最後といいつつも新作の出た
「BRAVE HEARTS 海猿」
東宝のロゴがキラキラと出てきて、期待感が盛り上がります。
左下の小さい画面が、32インチの液晶・・・
右側の大きいのが80インチのプロジェクターの画面です。
やっぱり映画は大きい画面が良いですね。
5.1chの音響で臨場感もありますし。
で、私の場合、、「海猿 BRAVE HEARTS」のクライマックスで泣けてきたのは船が沈むシーンでもなければ、ジャンボが東京湾に見事に飲み込まれていくシーンでもありません。
仙崎大輔と副隊長の嶋一彦が、ジャンボと一緒に沈んだ吉岡哲也を助けに行くところで、海に飛び込んで索がスルスルと伸びていくシーンなんです。
(しかし、吉岡はいつも最後に取り残されて沈んでいきますね・・・)
索、つまりシート(ロープのことをシートと云う)が伸びていくという事象に危うさや悲しみを感じます・・・ヨット乗りの性か?
なんでだろう・・・
シートが伸びていく先に、これから起こるうる「未知の危険」がパックリと大口を開けて待っているのではないかという予感に、サイコがサイコーにバクバクするという暗示があるからなんでしょう。
何言ってるのだかサッパリわかりませんが、ロープがスルスルと伸びていく先には
何かがあるのです。必ず。きっと。
閑話休題
で、映画を見ていてふと気が付いたのですが、舞台は東京湾。
いつもヨットで出歩いている海ほたる付近の海域です。
水深60mって・・・う~ん、そんなにあったかなー?
画面では見慣れた風景が出てこないので、東京湾といいつつ、違うところで撮影されたのでしょうね。
では、登場する船舶について気になったのでサクッと見ていきましょう。
東京湾ということは第三管区ですね。間違いなく。
で、登場するフネは・・・
PLH07 せっつ 神戸 第五管区
PC16 はまなみ 横浜 第三管区
PC23 あわなみ 千葉 第三管区
PL66 しきね 横浜 第三管区
PS06 らいざん 福岡 第七管区
PLH06 ちくぜん 福岡 第七管区
PL31 いず 横浜 第三管区
などなど、いろいろな場所から参加されていた?ようであります。
(要するに撮影場所が違うのね・・・2時間で福岡や神戸から来られないし・・・)
海上保安庁の船の形式は以下のように類別されます。(確か・・・)
頭のPは「Patrol vessel」(パトロール船)の略称で、そのあとに続くL/M/Sは船の大きさです。なんか洋服やタマゴみたいですね。
PL:大型巡視船
PM:中型巡視船
PS:小型巡視船
Hが付いてるのはヘリ搭載船です。「PLH」などという形式です。
PCは大型巡視艇
CLは 汎用巡視艇
「船」と「艇」では「船」の方が大きく、「艇」は小さいということですね。
番号は識別番号・・・かな。
同じようにFLのFはファイヤーなので消防船、FMは消防艇になります。
東京湾でもたまに海保の船と出会うことがあります。
お台場海浜公園の脇に基地がありますので、停泊してることも多いですね。
昔の話ですが、
10年くらい前に浜離宮へ行った帰りに船の科学館前を航行中、伊豆大島航路の高速艇?の2mはある大きな引き波をまともに食らってエンストし、短時間エンジンがかからず「遭難」しかけたことがあります。しかも「海上保安庁の船」のまん前で・・・(爆)
その時の時系列はこういう具合でした。
1、大きい引き波食らってエンジンが急にエンスト
2、キーをひねってスターターでエンジンをかけようとした→スターター回らずかからない!汗
3、海上保安庁の船が近付いてくる→このままだと接触する→プチパニック
4、ギアが前進のままになっていることに気がつく→機関中立へ
5、スターターを回してエンジンスタート!
6、海上保安庁の船が右転舵して自船を避けてくれる。
7、自船がようやく現場離脱する。
つまりエンストしたとき「ニュートラル」になってなかったのよ~w。
ニュートラルじゃないとスターターが回らない仕組み・・・
でも、気がつかなくてプチパニックしてたわけ。今思えば何とも情けない・・・
後で気が付いたら何のことはないけど、横切ってくれた海保の船の人が1から10まで見ていて(お見通し?)、離脱時に「大丈夫だったかい?」というように手を振ってくれて、妙に感激したのをしみじみと覚えてますね。こっちも大きく手を振り返しました。
で、ヨットなんかで東京湾をふらつく時には、こういう便利なものを利用しましょう。
ほぼリアルタイムで船舶名や写真・大きさ・船籍などと、航行速度、針路、出港地、目的地などを見ることができる「MarineTraffic」というAndroidアプリです。
航路近くを航行するときは、本船の動向がよくわかるので安心です。
このアプリは船を走らせている人だけでなく、たとえば海が見える公園で沖を行く船をさりげなくワッチすることでも楽しさが倍増しますね。
(鉄道オタクが鉄っちゃんなら船オタクはフッちゃん?)
世界中のAIS受信機を搭載している船舶が画面上に表示されます。
AISとは、船舶自動識別装置(AIS:Automatic Identification System) の略です。
(1) 国際航海に従事する300総トン以上の全ての船舶
(2) 国際航海に従事する全ての旅客船
(3) 国際航海に従事しない500総トン以上の全ての船舶
(2) 国際航海に従事する全ての旅客船
(3) 国際航海に従事しない500総トン以上の全ての船舶
に搭載が義務付けられているようです。
PCからでしたら、下記(ライブ船舶マップ)で見ることもできますよ。
ちなみに・・・
海上特殊の無線免許を取って国際VHS無線機は積んでますが、AISは積めません・・・AISは異様に高いのです。