Roadmap22

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2021年3月10日:「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から「Roadmap22]へブログ名称変更
2019年6月11日:Yahoo!ブログ 「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から移転
(移転に伴い、この時点以前の記事内のリンク切れがありますのでご容赦願います。)
2019年6月6日:LivedoorBlog 新規開設

今回は、3年前に作ったキッズケータイのケースが、くたびれてきたので再製作してみました。
 
3年前のモノは、ディアスキン1mmだったので、今回は牛革2mmへ変更。
1mmだとすぐにヨタってきてしまいますね。
 
まずは図面を引きます。
革は縦と横では繊維が違うので、本来なら部材は縦横そろえて切り出しますが、限られた素材なので、気にしません。(笑)
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そして、牛革の裏に正確に転写。配置が図面と異なりますが、端に詰めて切り出してみます。
余った革を、今後の補修用にするためです。
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断裁後、各パーツを接着剤で付けていきます。
 
スピーカー部分の穴開けは接着の前に済ませましょう。
革などを打ち抜くポンチ2mmを使用しました。
 
接着剤がある程度乾いたら、縫う部分を菱目打という工具で穴あけしていきます。
 
穴あけが終わったら、菱目打で穴を開けたところを縫っていきます。縫い糸には事前にロウを塗っておきます。糸が丈夫になるのと糸どおりを良くするためです。
 
まだこの時点では裁断面の処理はしません。
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平縫い(2本の針で交互に縫う縫い方)で全て縫い終わったら、蓋になる部分の整形をして、面ファスナー(ベルクロ)を蓋の部分に張り付けます。
 
裁断面(コバ)は、水性絵具(アクリルガッシュ)で茶色に色を合わせて塗ります。
 
次に『木工ボンドを薄めた液」で縫い糸を塗ります。
 
トコノールやSPコートなんて使いません(笑) シンプルイズベストです。
省略しすぎだけどこれで必要十分です。
 
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コバ(裁断面)と縫い目に、木工ボンドを薄めた液を染み込ませて何回も染み込ますように丁寧に塗っていきます。
 
糸のホツレをなくすためと、強度UPのためです。
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塗り終わって乾いたら、完成です。
 
早速ランドセルに付けてみましょう。 色も合っているようです。
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中にはキッズケータイF-05Aが入ります。
 
防犯ブザーのリングは、ケースの下部に穴があり、出るようになってます。
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一番右側のが、ディアスキンで3年前に作ったケースです。
 
色あせてヘナヘナになっちゃってますね。3年間お疲れさんでした。
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学校には、もちろん申請して許可をもらってます。GPS付防犯ブザーとして。
 
なので、家を出てから帰ってくるまでケースから出してはいけないお約束になってます。
非常事態の時は別でしょうけど。
 
このキッズケータイは、曜日や時間指定で、電話やメール機能を使えなくするツール(内部設定)が入ってます。
 
今までに「間違えて」リングを引いてしまうことが年に数回ありましたけど、「間違え」で本当に良かったと、いつも思います。
 
「間違えて」リングを引いてしまうと、けたたましい音が鳴ると同時に『緊急通報です 緊急通報です』という電話が、家内と私のケータイにかかってきます。GPSで位置情報もわかります。
(そのほかの機能も付いてますが防犯上省略します。)
 
そんな「便利な機能」を使わないで済んだ方がありがたいのですが・・・まぁ一種の「お守り」みたいなものですね。
 
牛革は、東急ハンズで千円くらいで買えます。
そのほか必要な皮革用の糸や、ベルクロ・工具類は以前に購入したものを使用しました。 
 
さて最後に、参考までに図面を載せておきます。手書きの汚いもので済みません・・・
 
個人で作ってみようと思われた方はどうぞご自由にお使いください。
 
作ってくださいって言われたら・・・考えときますww
 
もっといいものができましたら、是非是非ご紹介くださいネ!
 
お役に立てれば幸いです。 
 
今回はこれまで。
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CT110は鉄のリムである。スポークである。武骨である。頑丈である。
 
そこが一番良いところではあるが、鉄のリムって経年変化で錆びてくるのが泣き所ですよねぇ。
 
んで、
 
やおら、バネ下重量の軽量化という名目と共に、行動を開始することに。
 
アルミリムもピンキリで、上から行くと、RKエクセル(高砂)・D.I.D(大同)が有名ではあるが、これらを選ぶと、全く持って問題ないと考える。
 
実に安心である。
 
しかしここはひとつ人柱となって、タイ製のRacing Boyというものをチョイスしてみた。
 
天邪鬼なのだろうか・・・いやいや、単なる安物買いの銭失いっていうものかと・・・
 
 さて、元に戻って
 
サイズは純正同様1.40-17 36Hを素直に選択。
 
では早速フロントから・・・
 
元々の鉄リム。なぜかCB50Sのフロントホイール
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ディスクローターはいったん外して、左右からの写真を載せておきます。
あとでスポーク組む時に悩まなくて済みますから・・・
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一気にバラします。ハブがスポークの足でふらふらとヨタってます。
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もうこうなったら、後には引けません。前進するのみです。
 
リムバンドを外すと、中身はやはり、サビがスゴイことに・・・ゲッ!
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ハブの部分も、かなりアルミが腐食ってます。
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こちらは後で表面処理してからプラサフ+黒スプレーします。
 
今回のミッションの目的は「軽量化」であります。
なので、実測。
まずはCB50Sの純正鉄リム・・・
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1350gと出ました。
 
では、アルミリム・・・
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こちらは1040gと出ました。  なので310gの減量ですね。
 
次に、ニップル・スポーク・リムバンド・チューブ・タイヤを綺麗に清掃してから組みこみます。
今回のミッションで一番時間がかかった部分であります。
全て新品なら1/3以下の時間ですむでしょう。
 
前輪のニップル穴角度はドラムブレーキハブ用に作られているので、若干アタリの部分を修正。
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タイヤ組む時はビートクリームなんて贅沢品?は使いません。
 
クレ ポリメイトです!タイヤもキレイになって一石二鳥。言うことなしです! (オイ!いいのか?)
 
今までは大丈夫でしたが・・・何か問題でも? 
 
 
で、いきなり完成・・・
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ハブは所々白く錆びてたので、CT110の後輪のように黒く塗りました。
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リムの色はアルミシルバーではなくチタンカラーなので、リムは少し黒みがかってます。
 
 
では、間髪入れずにリヤホイールに取り掛かります。
作業前
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リヤも左右から写真・・・
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一応スポークの長さは、きのこの頭の端から163mmありました。
 
ん?PLによると158mmと158.5mmと書いてある。新品を用意してなかったので、きのこの頭からの寸法を引いたとしても若干長さが長い・・・
 
Q:スポークって使っているうちに伸びるの?
 
A:伸びる
 
B:伸びない
 
・・・・・
 
 
 
考えてても答えが出ないので、先を急ごう。(C:わからん というのが解答)
 
 
リアホイール実測・・・
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1810gと出ました。 お 重い・・・
アルミリムはフロントと同じで1040g・・・なので770gの計量化達成。この差が走りにどう影響するか・・・?
 
 
 
だんだんと暗くなってきたので、とっとと組んでしまおう。
 
急いだので途中経過なし。 いきなり完成。
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あっ、そうそう・・・肝心なことを書きそびれてますね・・・スポーク組み直して、左右上下に歪まないのか? と。
 
新品のリムはある程度きっちりと製造工程において真円に作りますので、ゆっくりと均等にニップルを締めつけていくだけでも、メーカー規定値の2mm以内という精度は出ます。
このタイ製のアルミリムもかなりいい線でできてました。でもちょっとアバウトかなー・・・
 
今回は上下左右0.5mm以内を目標にしました。これ以上は無理です、このリムは。
 
張力は、交換する前に叩いた時の音を参考に、詳しくは省略・・・。
 
 
 
ただねぇ・・・この製品、惜しむらくは、溶接部分の処理。
 
溶接バリの部分を最終的に削るわけではあるんですが、削りすぎなんですよねぇ。
 ビートの内側の立ち上がり部分を削り過ぎてしまってます、2本とも。
 
 
さて、交換後のインプレッションは?
 
センタースタンド下ろしたときに落ち方が軽くなった印象。 
ドスンと降りていたのが、 トスン 位に変化。
 
停車中の人力取り回しが軽くなる。
 
走ってみると、加速が体感的にちょいとアップ。(10~20%の範囲でUPかな?)
 
減速は、ブレーキ性能も若干UP。(これも10~20%UPかな?)
 
走行中の針路変更が楽に(軽く)なりました。倒し込みで良く倒れます。慣れてないから倒れすぎる。
 
・・・とはいえ、組み終えてから慣らし運転後シェイクダウンもしないといけないので、フル加速・フル減速などはまだ先です。 
 
 ここまではアルミリム化いいことだらけですよね。
 
 
 
 
でもね・・・
 
 
 
でもね・・・
 
 
 
ハッキリとわかる悲しい?お知らせが1つあります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
乗り心地が悪くなってしまったー
 
細かい路面の凹凸、たとえば横断歩道のペイントのわずかな段差とか・・・
ダイレクトに細かい振動までもが伝わってきます。
 
これがトレードオフっていうものなのか・・・はてさて違う要素によるものか?
 
 
調査はつづく・・・
 
 
 
 
本記事はご自身でアルミリムに換装をするということを勧めるものではございません。
 
本記事には書かれていない点もございますので、完全なる換装マニュアルということでもございません。
 
タイヤホイール等の足回りは走行系の最重要部品で、命を載せています。
(こんな改造で事故ったら、自分はもちろん周りの人も危ないです)
 
腕と技術と経験に絶対的な自信のない方は、安全のためバイク屋さんにご依頼くださいませ。
私自身が技術があるという意味ではございません! 
ないです→真似すると危険(ココが言いたかった)
 
 
老婆心ながら皆様の幸せのため加筆させていただきました。

20151103追記
アルミリムについて、ありがたいことに「2ちゃんねる」でも書かれているようですが、最終的なインプレッションについては以下のエントリーもご覧ください。

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今回のお話は、(ハンターカブがらみで)「カブ」のエンジンを割ったときのオハナシ。
 
5万キロ走破のカブ50のエンジン。
 
カムチェーンあたりから異音が出ているとのことで、カムチェーンとクランクシャフト、ピストン周りの交換修理。
 
エンジンを割ってみると・・・なにか下のほうに溜まっている・・・お?
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ドライバーでほじくってみると、ギラギラした粘土状のモノ。なんじゃコリャ?まるで「タミヤパテ」みたいだな。
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金属糞 じゃなく、金属粉 ですね、コレは。
 
この金属粉は、スプロケットが細かくなったもの。
 
実はこのエンジン、カムチェーンが懸かっている「カムチェンガイドスプロケット」という部品のギアの山がものの見事に全てなくなっていたのである。肝心の丸くなってしまったスプロケット写真が無いのは、手がベチョベチョで写す手が。。。
 
下の写真は違うエンジン。
黄色矢印が、カムチェンガイドスプロケットである。
このギアが丸くなる・・・どういう風に乗ればそうなるんだろうか? 5万キロだから?
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で、最初の50のエンジンは、ほぼ組付けを終えた。
あとは、ピストンとヘッド周りを残すのみ。
こちら側は右側クラッチの方。
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使い込んだエンジンの中身を観察してたら、自分のエンジンの中の音、「こんな音あんな音」がどの部分から発生しているのか想像できて、面白い。
 
調子が悪くなる前兆のちょっとした音の変化も、「部品の配置やその部品の動き・仕組み」がわかっていれば想像しやすく、事前の整備にも役立てることができるようになるだろう、たぶん。
 
 

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