RF7ステップワゴン24TスパーダのDVDナビの調子が最近悪い。
アルパイン製のインターナビ・プレミアムクラブ対応 ホンダ純正DVDカーナビである。
「ディスクを確認してください」 とか
「レンズに結露か汚れがあって読み取れません」 とか 表示される。
走っていると、たまに読み込んでくれたりするが、途中でエラーすることもあるので、そんなの使ってられない。知らない場所だと、いきなり迷子になってしまう。
それではということで、ディスクをきれいに水洗してみても、市販のDVD用のレンズクリーナーをかけてみても改善せず。
・・・・・・
前回故障した時は6万キロ弱で同じ症状が出たが、ぎりぎりディーラー保証期間内だったので、無料で修理してくれた。
本当だとピックアップレンズ交換で3万~3.5万かかるそうだ。保証期間内でよかった・・・
んで、今回は12万キロ・・・今回は無料修理してくれない・・・・7年目12万キロですから。
う~ん なるほど ・・・
DVDナビは「6万キロでレンズが故障?」する法則のようだ。
じゃ、ダメ元で、自分で修理してみるか。
ステップワゴンRF7のInterNavi本体は運転席シート下にある。
まず最初に、電源が入っているときにディスクを取り出しましょう。
運転席下にあるナビ本体を取り外す。
10mmナット2本で本体は外れるが、後ろの配線のコネクターを外すのが、やたら固い。
コネクターロックを押さえながら引っ張って外すのだが、指が痛くなる。(黒や緑や灰色のコネクタを8本外す)
さて、無事コネクターを外せ終えたら、本体の分解。
ここからは明るくしたお部屋の作業机の上でやりましょう。ネジなくしそうになるので。
本体左右の小ネジ2本と、後面の小ネジ5本と、黒タッピングネジ1本を外すと上蓋鉄板が外せる。
内部が見えてきたらDVDドライブ部分のみ外す。小ネジ4本で外れるが、この小ネジ4本は表面にあるのではなく、DVDドライブの4隅の、表面から10mmくらい下にあるので、ちと面倒だ。この小ネジは外板の小ネジと同じ大きさのもの。
磁気が入った精密ドライバーで小ネジを落とさないように慎重に外す。
DVDドライブを爪で引っ掛けてゆっくりと持ち上げると、裏にテープ状の白いフラットケーブルが1本あるので切らないようにゆっくり慎重に持ち上げ、ドライブを少しひっくり返す。
向きとしては、ナビ表面のディスクを出し入れする蓋が向かって左にあった場合、DVDドライブは手前側からゆっくり持ち上げる。向こう奥の下に白フラットケーブルがある。
しかしこのままではレンズは見えないので、DVDドライブ裏側にあるピックアップレンズを駆動させている、「ネジが切ってある銀色ピカピカの5mmシャフト」を小指の指先でゆっくり回し、レンズがDVDドライブ上面のスキマから見えるところまでピックアップ部分を移動させる。
この時、DVDドライブ上面にある小ネジ1本とステンレスの小さな押さえプレートを外すと、2mmほどの隙間の奥に、直径3mmほどのブルーグリーンのレンズが見えるはず。(レンズは上向きに設置してある)
この時点で、目視では、レンズが汚れているようには思えない。きれいなもんである。
また、ピックアップレンズのこういう配置だと、DVDレンズクリーナーかけても無意味だと判明。
だって、レンズクリーナーのブラシがレンズをかすらないような配置なんですよ。
レンズと他の部分が面一。だからブラシの付いているレンズクリーナーかけても直らない。
なので、レンズを手動で払拭する。
ティッシュで小さな紙縒り(コヨリ)を作って、市販のレンズクリーナーの付属の液もしくは無水アルコールを紙縒りの先にチョチョンと少しつける。
もしクリーナー液がない場合は、最悪水でもよい。
シンナーやベンジンなどプラスチックを溶かしてしまうような、あるいは曇らせてしまうような液体は絶対に使用してはならない。
隙間からレンズをコチョコチョと2~3回そぉーっと撫でる 優しく撫でる ゆっくり撫でる
クリーナー液のつけすぎは厳禁。クリーナー液がレンズ部分に滴り落ちては台無しだ。
乱暴に拭くのも厳禁である。
んで、終わり。
あとは元通り組み立てる。
DVDをばらすのは初めてではないので、およそ1時間の修理時間。
パソコンのDVDドライブなんかも同じような方法で直る場合もある。
しかし、スピンドルモーターが回っていなかったりすると、もはやレンズクリーニング以前の問題なので、どうしようもないが・・・
ぁさてー、うちのは、こんなんで完治しましたが、お宅のは、どうでしょうか?
直ったらコメント ヨロシクです。
えっ? 写真はないのか? って
このような文字マニュアルだけで治せたあなたはスゴ偉い!
(写真撮るの、タイヘンなんですもの・・・)
でも、慎重に。自己責任でお願いしますよー!!
2014.10.14追記
写真画像つきの完璧マニュアルはこちらへ記載しておきました。