今回はCT110にタンデムステップを付けてみる。
まず設置位置。
一番多いパターンは、リアショックの下端のボルトに共締めする方法だが、後ろに乗せる人は、足を窮屈に曲げないといけないし、万一 足がリアタイヤに巻き込まれたら大変。
後ろに子供を乗せる場合もあるかもしれないので、巻き込みだけはパス・・・
カブ90などは、スイングアームの中央付近に専用のタンデムステップアングルが、最初から溶接して取り付けてある。
しかし、スイングアームごとタンデムステップが動くので、足に路面からの振動が来て、足がかゆくなるし、疲れる。
じゃあ、路面からの振動がダイレクトに来ない位置はどこかといえば、CD125Tなどのようにフレームからアームを出して付けるしかなくなるが、ボディに穴開けるのはちょっとなぁ・・・
しばし考える。(1週間ほど・・・長すぎか?)
結論:ボディに穴開けずに、スイングアームの根元のピポットボルトの位置に付ける。
では部品購入。
タンデムステップは、まぁどんなものでも加工さえできれば、ある程度付けることはできる。
CD125のものでもCB125のものでもOK。ただし、アングル付きでないといけない。
探したら、いいのがあったので、ダメもとでこれを買う。
MINIMOTO ミニモト ダックス&シャリィタンデムステップ(20022172)
価格 1536(円) x 1(個) = 1536(円) (税込、送料別)
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んで、取り付け方法だが、ピポットボルト にだけ1点で 付けるとブラ~ンとなってしまうので、どこかボディ側の
適当なところへアングルを出して止めないといけない。
ステップをバラして溶接すること3時間、塗装2時間・・・
溶接してると、腰が痛くなる。かがんで作業だから仕方ない。
両手ふさがってるし、とても写真なんて撮ってる場合ではなくなるんです。なので、いつもどおり作業写真なし・・・
で、いきなり出来上がり写真
右側は、倉庫に転がっていたジャンクのハンドキャリーの、6mmくらいのムク鉄のアングルをひん曲げて、うまく合わせて溶接して・・・
上部はガソリンタンクの後ろのネジに共締めする。
右側のタンデムステップは、出していると当然キックはできないが致し方ない。(おい いいのか!)
左側は同じハンドキャリーの本体部分の鉄パイプ(約10mm)を切って、上部に穴開けて、下を溶接して・・・
上部はチェーンケースカバーのネジと共締めする。
左右ともに後ろ上方に跳ね上げるように取り付けてあるのは、過去に苦い経験があったからだ。
当時乗っていたバイクは古いタイプでタンデムステップを真上に跳ね上げて収納するタイプだった。(と記憶している)
彼女とタンデム走行し、家まで送って行って、タンデムステップを格納せずカッコつけて右片足だけで急速Uターン。
バ キ ッ !
あ あしがぁ 足がぁ!!
いや、もう 細かいことは忘れよう・・・
幸いにも右足が折れかけただけで済んだが・・・あの痛さは忘れまじ。
というわけで、斜め後ろ跳ね上げ式であれば、ぶつかってもある程度は勝手に収納してくれるから、かかる痛みは無かったであろうと・・・
補注1:ハンドキャリーって、2輪の手で引っ張るキャリヤーのこと
下の部品を拝借・・・拝借したといっても、もう元には戻らんがジャンクだから ジャマイカ。
補注2:ハンドキャリーをバラす前に、「突っ張り棒」をバラして溶接しようとしたら、突っ張り棒って、パイプの肉厚が無さすぎ!
パイプ自体が溶接熱でヘロヘロと溶けてしまうのでNG。ちなみに使ったのは1.4mmの溶接棒。
補注3:スイングアームピポットボルトは、短いと、タンデムステップを付けるのがタイヘンなので、長いのに交換。
90120-121-970
MD用のちょっと長いボルトです。(Web上の先達に感謝感謝・・・)