今回はモンキーの、まぁCT110でもカブ系ならタペットキャップは同じ物なので、汎用のタペットカバーブリーザーパイプの製作となります。

タペットカバー
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これはモンキーから取り外した30数年前のものですが、年季が入って汚いので・・・

とりあえず、1000番くらいで水とぎしてからピカールで磨きます。
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真ん中にセンターポンチをして、8.5mmのドリルで穴をあけます
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17mmメガネレンチかモンキーレンチで押さえておくと、穴を開けるときにタペットカバーが回転しなくて安全です。
(タペットキャップを手で押さえてドリリングするとタペットカバーのエッジで手を切るかもしれませんので)



ホームセンターの空圧機器やコンプレッサーを売ってるところにある配管継ぎ手R1/8のタケノコ付きのエルボを500円弱で買ってきます。


1/8のネジ山は、それ用のタップを購入。




いろいろ探しましたがこれが最安値だと思います。
ホムセンだと高くて千円くらいしました。




タップの直径に合わせて、9.3mmくらいまで表からリーマーで穴を広げて調整します。
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最初から9㎜くらいのドリル刃で穴をあけてもいいんですが、ブレがあるので最初に小さい穴開けておいて細かく修正していきます。


タップをタップハンドルに取り付け・・・
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素材がアルミダイカストなので、割と簡単に、ザクザクッとあっけなくネジが切れました。
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漏れを予防するためと、継手側がテーパーネジなので、タップは最初の1/3くらいまでねじ込み、タップの最後まで切らないようにします。

R1/8継手を入れたところです。
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テーパーになってるので、この辺でググっと締まってきます。
このくらいの出っ張りなら、タペットにぶつからないと思います。
実車合わせでタペットにぶつかるようであれば、また調整します。
ちなみにこの部分のタペットカバーの肉厚は4~5mmほどなので強度的には問題ないと考えます。



これは自分のところで余っていた部品の再利用なのですが、スイッチか何かの薄型ナットで継手を念のため固定。
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ネジ部分にはテフロンテープを巻く予定。

ホースは内径6mm外径11mmの透明メッシュ入り耐圧ホースを1m購入、10cmあたり24円なので1mで240円。
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バンドも同じホムセンで11㎜ホース用。
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組み合わせるとこうなります。
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ホースの反対側は・・・
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ブリーザーパイプの末端にワンウェイバルブを取り付けて内圧コントールとします。

実車配置のホースの長さがわからないので、ワンウェイバルブはまだ仮止めです。

ワンウェイバルブは、



2個セットで341円送料無料でした。


ここまでが「内圧コントロール付タペットカバーブリーザー」の製作記事になります。

モンキーは腰上をばらしたらオイル上りが激しかったので、内圧を負圧にしたらどーなるか・・・
と思ったのがこの企画の始まりです。


モンキー実車への取り付けはまた後日、インプレもその際に!


Special Thanks 小豆さん
素材提供ご協力感謝いたします。