今回は御多分に漏れず、ドリブンスプロケットの交換といきましょう。
 
CT110のノーマルは、45T(45丁)。
86式NZ仕様なので、ナット4個で交換できる。
 
選択肢としては42Tがいいのかなーとも思ったが、ここは思い切って38Tに。
 →42Tだとあまり変わらんかナー と思って・・・
 
交換パーツとして、もともとはMD90用の428-38Tを用意。
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710円って、大丈夫か?(後日記入:普通に使えて大丈夫そう、CP高いぞこの商品)
 
チェーンは104リンクを、4リンクカット(内2+外2)して100になった。
 
チェーンカッター出して、ギシギシと、あの重たく固いねじをウンウンねじってピンを抜くより簡単なんで、(どうせ詰めるだけですもん)一気にグラインダーカット。
グラインダーでチェーンをカットといっても、そのままブチ切るわけではない。コマのピンの頭だけをプレートと同じ面まで削り落としてから外側プレートを剥がす。
 
残骸
de6e1590.jpg

 
左が45、右が38。 直径がだいぶ違う
f442a6be.jpg

 
 
 交換したら、60km/hあたりで7千回転近く回っていたエンジン回転数が5.5千回転程度になる。当然のことだが、音と振動は以前より減って、うんと快適になった。
(GB250のタコメーターを装備しているが、上記はおよその回転数と思ってほしい) 
 
最初にCTに乗った時は50km/hでもバックミラーがブレてて見えない程振動がスゴかったから、60km/hでも出そうものなら空中分解ならぬ走行分解するかもと思った。。。
 
 
んで、肝心のインプレは・・・
 
・当然出足は若干落ちる。でも、1速ですぐに吹け上がってしまうよりは扱いやすい。

・チェーンラインもOK
 
・中間加速も、アクセルを開いてからのんびりと上がっていく。つまり一気に加速はしないということ。
 トコトコ走るにゃちょうどいいか。
 
 
 
昔、そう、かれこれ20年以上前、TL125に乗って、林道アタックなどをしていた。
 
仲間内で、通称「山場」といわれていた奥多摩の練習場があった。(今もあるか?)
赤土と黒土が混じってネットリと湿り気のあるなだらかな斜面を、斜面に対して45度斜めに下り上り走行して「いかにコケないか」とか、スキー場でいうところの上級コース並みの斜面を足を一切使わずに降りる・・・など、無謀な課題を数々競い合ったものである。
中には、5mはある、ほぼ垂直に近い「崖」を平気で登っていく「つわもの」もいたっけなぁ。
 
目標は、「雲取山へバイクで上ろう」 だった。
  小さな夢は果たせず終わってしまったが。
 
でもそのときの経験は、リッターバイクに乗るようになった時、「あっ」っと思ったギリギリの瞬間に生きていたなと実感する。
 
恐らく、あの時、あの場所で、仲間と練習を積んでいたおかげで、今も生きているな  と。
あんとき練習してなかったらバイク乗って3回は死んでいた(はず)。
まぁ、ふつう1回死んだら2回目はないけどね・・・
 
 
 
 
話を元に戻そう。
エンジン形式こそ違うが、TL125のような 「ツタタタタタッ」 というエンジン音と加速感が味わえる。
 
あの時の記憶が戻ってくる。 
 
これはいいかも・・・
 
 
幹線道路のアンダーパス・オーバーパス程度のゆるい坂なら4速でもジワジワと加速はする。
 
燃費は走り方にもよるが、以前は平均35km/L程度、交換後は平均38km/L程度になる。(最高で45km/L)
満タンにしてからリザーブになるまでが約4Lなので、だいたい150kmほど走れるようになる。
 
最高速も伸びた。
とはいえ、CT110で、80km/hを出す必要はない。
スピードを追求するのであれば、でかいバイクに乗ればいいのだから。
 
キャブはノーマルジェット(#38/#72)で、エアースクリューは1と1/2戻し、ニードルは上から2段目(ノーマルの1段上)。吸排気系はドノーマル。
 
タイヤはノーマルブロックの井上さんで、空気圧は若干高め。(規定値は前1.75 後2.25を、前2.00 後2.5にしてある)
 
 
ただ、このインプレッションは、装備とか体重によると思う。私はボクシングでいうとライト級である。
  
で、詰るところ、全体的に、ジャジャ馬だったのがスゴク大人しくなった ってーことですね。
 
今のところ、これで不満なところはナシ。しばらくはこのまま行こう。
 
 
そうそう、チェーンがオープンチェーンケースに干渉して、たまにカラカラと鳴る。なんとかせねば・・・
 
 それと、ドライブスプロケットの点検は・・・・・・・んーーん 今度ね。(今度とお化けは出てこない)