今度はPanasonicのLet'sNote CF-W7の電源スイッチ部分の修理となるが、今回の修理は、ちとやっかいだ。
 
なにせ、レッツノート独特の電源を入れると光る外装スイッチ部品が脱落して無くなってしまっているうえに、基板上のスイッチの「ノブ」(つめ?)にあたる部分が欠損しているからだ。
 
下記写真、赤い囲み部分がノブの欠けたスイッチが付いていたところ、青い囲みは外装スイッチ部品があるところ。
 
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CF-W7本体をバラし、電源スイッチ部分を半田ごてを使って取り外したのが上記の写真。
3.5mmジャックの左側が、電源スイッチがあったところ。
 
そして、取り外した電源スイッチはというと・・・
 
ちっちゃすぎ・・・これをいったいどうしようというのだ・・・
カッターが巨大なのではない、スイッチの方が小さいのだ。
 
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在庫で持っていた小さなスライドスイッチから、白い「ノブ」の部品を取り外して成形し、もともとあった『ノブ」が欠けてしまっている黒い電源スイッチの部分とを合体させる。
 
そして、スイッチとして機能するように慎重に組み立てる。
(ここだけでゆうに1時間はかかった・・・)
 
 
次に、無くなってしまっている、外装スイッチ部品をナイロン材から削りだす。
ジャンクのDVDドライブから、よさげなナイロン材を発見したので、ラックギアになっていたギザギザの部分を使用することにしよう。
 
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熱で溶かしたり、やすりで削ったり、カッターで切ったりと成形して、下の写真のようになった。
 
外装スイッチ部品の後ろにノブの欠けたのを補修した電源スイッチが見える。
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 ナイロンは接着剤を使わず熱で溶着でき、強度も高いから扱いやすい。
ギアだったギザギザの部分はそのまま使ったので、電源のON・OFFが今までよりしやすくなった?
(カバンの中で誤動作するかも・・・)
 
 
 
そして、本体に組み入れて完成。
 
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白いナイロン材なので、Let'sNote独特の、電源が入った時にスイッチ部分がグリーンに光るところまで再現できた。
 
 
 
 
 
が、
 
 
 
また、つまらぬモノを直してしまった・・・