さて、前回に引き続き、今回はGB250のタコメータの分解改造編である。
 
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基本的に分解不可なので、分解しにくい。
 
マイナスドライバーとラジペン、小型モンキーレンチで無理やりこじ開けていく。
 
骨の折れる地道な作業で時間がかかる。
 
前回のスピードメーターに引き続き、腕や指先が痛くなってくる、ヤな作業だ。
 
2度目なんで・・・心が折れそうになった・・・
 
 
 
 
内部はというと、磁石の周りをコイルが移動するメーターになっている。
 
そして、何だかわからん回路が後ろについている。
 
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ではでは、中身が出てきたところで・・・先へ急ごう。
 
 
このCT110にはGB250のタコメーターを移植してあるのだが、ご存知のようにGB250はクランク1回転でパルスが1個、かたやCT110はクランク2回転でパルス1個である。
 
なんで?
 
なんでって言われても、そーなってるんだから仕方ない。
 
ヘッドでパルスを作ってるCT110のような機種では、クランク2回転でカムが1回まわるので1パルス。
モンキーやGBのようにクランクでパルスを作ってる機種はクランク1回転で1パルス。
 
要は、「ヘッドでパルス作ってる」から、タコのメーター読みが半分になってしまうのさぁ~
 
 
 
さらに急ごう。
 
んで、それがどのようになってしまうかというと、そのままパルスを入力すると、タコメーターの指針は、本当の値の半分しか指し示さない。
 
そのため、現在のCT110には、74HC123というマルチバイブレータICを使って入力1パルスを2逓倍し、2パルス出力して、タコメーターを駆動している。
 
つまり、パルス1個を2逓倍して正常な指針になるようにしてある。
 
が、最近、6千回転以上出すと、針が固まったり、跳ね上がったり、動作に安定性がない。
 
どうも2逓倍回路のパルス幅・振幅・外部ノイズなどに問題があるのではないかと予想する。
 
回路部分でノイズを拾って、ノイズもパルスになってしまっていたら本末転倒である。
 
では、タコメーター単体に外部から信号を入れたらどうなるだろうか?
 
555ICを使用した自作パルスジェネレータで実験してみよう。
 
その映像がこれだ    1   2   3  ・・・
 
リッターバイク並みにタコメーターがレッドゾーンまで気持ちよく跳ねあがるので、どうやらタコメーター本体は問題ないようである。
 
 
 
 
では、どうするか?
 
どうせバラしたんだから、2逓倍回路を使わずにタコメーター内部の回路を変更してCT110からそのままパルスを入力し、正常に動作するようにしてやればよい。
 
まずは、回路の解析。
 
 
 

  (公開しても問題ないのか?)
 注意:上記回路図中の半固定「30kΩ」は「20kΩ」の間違え。
 
 
んーーーーーーーー?
 
部品点数14点、簡単なアナログ回路。
 
T2295Aという石を使ったF/Vコンバータのようだ。
 
・・・・・・・・・・・ 
 
結果として、電源部の半固定VRを20kΩ→50kΩに変更した。
 
理由:
この半固定ボリューム、最初に針を5000回転にしておいたときに、
20kΩのままだと、調整範囲は、4800~7600回転
30kΩだと 上限が9200回転止まり。
 
上限で1万回転、何が何でも欲しい・・・
 
たぶん40kΩでも行けるかもしれんが、単に手持ちがなかったのよ。
 
なので50kΩとした。
 
オイ! そんな安直な理由でいーのか?   
 
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そして、 
5千回転のパルスで1万回転をさすように半固定VRを調整する。
 
机上での動作状況は問題ないようだ。
 
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車体に組み上げ、明日、走行試験しよう。
 
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<20120220追記>
 
ものすごく調子いい・・・っというか、まぁ ごく普通に針が振れるようになっただけなんだけど、前がひどかったから感動しましたですよ。
 
この時代のタコメーターはほとんど同じような回路構成なので、タコメーター不調で困っているときには応用がきくかも。
 
しかし・・・上の写真の温度計からもわかるとおり、外気温3.3℃・・・屋外作業は手がかじかんできつい季節だ。
 
やっぱりあったかい季節がいいなぁ・・・