以前、ステーターコイルの巻き足し ってのをやったのですが、その時ついでにエキサイターコイル(点火用コイル)も巻き足したらどうなったか?という新たな疑問がわいたんで、友人Mにサラッと聞いたら、間髪入れずに、
 
M:「多く発生させても、貯めるところが同じだったら意味ないじゃん!」
 
って一蹴されちまいました。
 
さすが本職・・・言うことが完璧でしたw
 
電気を多く発生させても、電気を貯めるところを大きくしないといけない。らしい・・・
 
貯めるところ・・・ 
それはどこかって?
 
当然・・・CDICapacitor discharge ignition)  の中ですね。
 
これです。これ↓
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この小さな黒い箱の中に電気を貯めるコンデンサーが入ってるので、それを大きくしないといけない・・・らしい。
 
配線はというと・・・4Pと3Pのコネクタ2つで結線されてます。
1b759777.jpg

昔のCDやCLなども同じコネクターらしい・・・(モンキーやカブは6Pコネクタ)
 
CT110 UB NZモデルの配線図を見てみると・・・ 
「IGNITION CONTROL MODULE」ってブツです。
 
434766b5.jpg

 
点火系統のみ要約したものが以下の配線図。
d6539615.jpg

 
↑なんだかBl/WとBl/YのWとYが逆のような・・・
 
 
では、CDIユニットの配線をわかりやすくしてみましょう。
 
e513226e.jpg

7P6配線です。
 
パルスから2本来てるのが最近の6P5配線と違います。
 
カプラは以下のものを使用してるようです。
カプラ仕様
4P110K-M 住友電装 MTWシリーズ(非防水66ナイロン・ABS)
ハウジング6030-4991 ターミナル1500-0071 
相手方ハウジングは6040-3111  ターミナル8240-4050
 
3P110K-M 住友電装 MTWシリーズ(非防水66ナイロン・ABS)
ハウジング6030-3991 ターミナル1500-0071 
相手方ハウジングは6040-4111  ターミナル8240-4050
 
このCDIも、経年変化でだんだんと弱ってくるらしいという情報もある。
 
で、
プラグのスパークを強くするためには、このブツをバラして
コンデンサーを倍増してやればいいんですかい。
 
なーるほど、わかりやすい。簡単です、理論的には。
 
 
 
でも、このブツ、エポキシで基盤を固めちゃってます・・・物理的に
簡単にはバラせないです(悲)
 
バラしてもいいんですが、原型をとどめないコトになりはしないか?
(つまりそれはいわゆる「破壊」ともいう)
 
CT110はカムのところで機械的に自動進角してますのでCDI内部では進角回路は無しです。
その点、事は簡単そうに見えます。
 
さて、どーするか・・・ってところでとりあえず考えてみる。
 
1.CDIをバラしてコンデンサー容量を追加する
2.CDIをバラして「解析し」同じものを作る
3.市販のレーシングCDIを買ってきてポン!で終了
4.このまま見なかったことにする(触らない)
 
という順番ですかね。
 
 
つづく