Roadmap22

There is always light behind the clouds.

2021年3月10日:「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から「Roadmap22]へブログ名称変更
2019年6月11日:Yahoo!ブログ 「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から移転
(移転に伴い、この時点以前の記事内のリンク切れがありますのでご容赦願います。)
2019年6月6日:LivedoorBlog 新規開設

ステータコイル

ってことで、CT110の点火コイル(エキサイターコイル)を何とかしないといけないわけでありますが、寿司ならいざ知らず、エナメル線を500mも”手巻き”するなんざ、途方にくれますので、屋根裏の秘密工作室でこんなものを作ってみます。
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余っていたL型金具を2枚用意し、余ってるボルトでコの字型に組みます。

発電用コイルはすでに1.2mm線で1重で巻いてあります。これは手巻きしました。
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今回はエキサイターコイルを巻くんです。

コの字金具をこのように装着し・・・センター部分を蝶ネジで締め上げます。
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リューター用のフレキシブルシャフトの先端に取り付け。
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動力源はこちらのリューター用のモーター↓
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AC100Vをスピードコントローラーで調整して適度な回転数にします。

2種UEW線100gのボビンの中心の穴が大きすぎるので・・・
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適当な金属カラーを入れて・・・
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近くにあった業務用ミシンに取り付けます。(笑)
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最初の配線を熱収縮チューブを通して取り付けます。
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フットスイッチを踏んでモーターを回転させると・・・
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多少、センターが合ってないが、巻ければOKということで。

あっという間に巻きあがったのでした。(うそです)
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ホントは2時間くらいかかりました・・・

巻いてる時の様子がこれだぁ!(動画です)

自作した電動巻き器でも、意外と地道です。
だって、ハーネスをガイドする金具が邪魔するんですもの!(この金具は取り外し不可)
巻く位置は、ボールペンの芯を抜いたプラ筒で(手動)コントロールしました。

最終的にこのくらい余って巻き上げ終了。
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多分80gから90gは巻けたかも。

抵抗値を測ると520Ω・・・純正(216Ω)の倍以上の抵抗値ですねぇ。
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こんなに抵抗あって大丈夫なのか? 出力電圧高すぎないか?

ま 動かしてみればわかるでしょ はっはっはー


2種UEW線だし、電動であまりにも乱雑に巻き、線の交差が多いのでレアショートが段々と心配になってきました。




仕方がないので、電車に乗って また秋葉原行き!
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この横断歩道を渡って(ラジオデパート前にある高架下の)オヤイデ電気さんに向かいます。

で、ワニス買ってきた。
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これを塗って絶縁耐性を付けることにします。

ホムセン行って普通の木部用ニスでもいけるんじゃ―ないかとも思ったんですがねぇ・・・根拠もなく・・・

バイクごと火だるま
になったりしたらシャレにもならんので止めました。

つづく




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前回までのあらすじ

1,CT110の充電性能を上げるため、オークションで買った中古品のステータコイルに1.2mm線でコイルを巻いた。

2,実車にこのステータコイルを取り付けたら点火プラグに火が飛ばずエンジンがかからない。


っていうところまで遅々として進捗したかと思います。


その後、約1か月放置、3月の期末でいろいろと忙しかったんですね。急なクルマ入れ替えの件もあったのでなおさら。

やっとCT110をいじくれるようになったので、以下の3を試しました。

3,仕方ないので、もともと付いてた正常コイルに戻そうとしたが、単に戻したらつまらんので、充電用コイルをばらして1.2mm線でコイルを2重巻きにしてみた。

元コイルをばらしたの図↓ 一番上のエキサイターコイルはオリジナルのままでこれは生きてます。
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1.2mmのPEW線を2重で、巻けるだけワシワシと巻きます。
さすがに1.2mmともなると固いので手が疲れます。
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2重巻きで”巻き長”が半分になるので、電圧が出てくれるかどうか微妙なところです。
1.2㎜線なのでなおさらです。

右が元コイルに巻いてあった1㎜線、左が1.2mm線です。
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2重巻きすることで”電流値”を倍にする作戦だったのですが、出力をテスター計測してみたらアイドリングでAC10V以上に電圧が上がらない。ふかしても20~30V程度。
つまり電圧不足になってしまいました。やっぱり・・・ってか。

ってことで、元コイルが車体に付いた状態で放置してます現状はっはっは。
乗れるんですが、充電電圧が足りないのでいずれはバッテリーが干からびるでしょう。

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(Lケースについてるのが2重巻き、水色バットの中のが中古の国内向けコイル)

ってことで、オクで購入した中古コイルのエキサイターコイルを巻き直すのがこの際よろしいのではないかと思いましてねぇ。後先考えずに中古コイルのエキサイターコイルをばらしました。
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0.6mmの線を使っていたようです、前にエキサイターコイルを巻いた人は。

これじゃー1コアでいくら巻いても電圧が上がらないのでスパークしないですねぇ・・・太すぎです。
買ったときにチェックすべきでしたが、これで使えていたんだと勝手に思ってましてね はっはっはー。
普通は0.2mm以下の線を使いますでしょエキサイターコイルは!


ってことでアマゾンで買ってもいいんですが、

この商品は大陸から3週間後に到着のようです。時間がかかり過ぎなんでパスします。


今すぐ今日マグネットワイヤーを入手できる場所と言ったらやっぱりここかぁ?
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秋 葉 原

電車に乗って久しぶりに行ってきました。確実にオヤイデとかに売ってるかと・・・

外人がたくさん歩いてますねぇ・・・メイド屋さんに入っていく方もいます。
いつものように「First time!! First time!!」とか・・・外人のうわずった声が聞こえてきそうです(笑)


とりあえずは、いつものここ↓
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言わずと知れた秋月電子通商さんです。いつもよりすいてました。月曜だから?

3番棚の目の前に2個ぶら下がってたので1個買ってきました。2種UEW線の0.16mm 100gです。
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2種UEW線はポリウレタン樹脂主体の絶縁ワニスを銅線に焼き付けた耐熱120℃のいわゆる「エナメル線・マグネットワイヤー」ってやつです。なぜかアマゾンの大陸製より安いです。(笑)

太さは0.16mmと、エキサイターコイル(点火用コイル)としてはごく通常の太さで選んでみました。
見た目でいうと、50番手くらいの太めの普通地用木綿ミシン糸が銅になったような感じです。
糸巻も、ほぼミシン用と同じ大きさです。

元々の、火が飛ばない0.6mm線との比較です。
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0.16mmの線を100g分も巻けば、プラグに火が飛ぶんじゃね? という作戦なんですが・・・

さぁ、材料はそろいました。

しかーし、どーやって巻きましょうかねぇ・・・100gってのは長さ520mもあるそうなんですが・・・

は? まさかの手巻き?

いつになったらCT110は復活するんでしょうかねー?


つづく


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いよいよ重い腰を上げて、CT110のステータコイルを交換します。

まずは床面を養生し、オイルを受けるトレーかバットを用意しておきます。
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シフトペダルを外してからサブミッションの分解。
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少しオイルがこぼれるが、サブミッションケース内に溜まってただけですから想定内です。
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ここにサークリップが1個あるので外します。
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バラしたら、トレーごと、ほこりや砂塵を防ぐためビニール袋に入れてしまっておきます。
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それからコイルから出てる配線コネクタを、バイクの右側へ行って外します。

Lクランクケースのネジをあらかた外しておいてから・・・
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毛布を敷いてバイクを右に倒し、Lケースをプラハンで軽くたたきながら外す。
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倒しておかないと、エンジンオイルがタラァと漏れてきます。
(注:Lケースは、チェーンカバーとステップをずらさないと外れません)

現状のステータコイルが顔を出しました。
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目視で異常はありません。

パッキンをスクレーパで一部分だけ剥がし、ステータコイルを配線ごと抜き出す。
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左が現状使用してたコイル、右が1.2mmで巻きなおしたコイルです。
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まぁ、急ぎの話でもないので、のんびりと楽しんで作業。
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コイルの太さが違います・・・現状のは1mm、新作は1.2mmです。
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と、ここで何かに気付きました。これってもしかして鉄心のコアの枚数が違うんじゃね?
左のNZ仕様CT110は15枚、右の国内CT110は18枚あります。
昔の国内版CT110のコイルの方が3枚多いじゃーないですか。


これはいったいどーしてなんだろうか? と、コーヒーをすすり、チョコを食べながら考えてみた。
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そ そうだ!昔は鉄が余っていたが、コストダウンで枚数を減らしたんだ!

なわけかどうかは知らんが・・・

これって、問題ないんだろうか?
組んでみたら、フライホイールのマグネットとビミョーに何かが・・・ってことにはならんのかねぇ?


悩んでも始まらんので、とりあえず配線をハンダ付けしてみる。実践あるのみ。
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配線はオリジナルが0.75sq相当であったが1.5sq相当と、倍の太さで組んでみた。

コネクタ側も元通りに組んでおく。
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通常はピンクと白の配線を→赤と白に変えてAC出力、緑に赤がニュートラル、黒に赤が点火用エキサイターの出力。

ガスケットパッキンは再利用、切れそうなところはいつものように液状シリコンガスケットでごまかす。
ガスケットは買ってはあるんですが、在庫を出すのが面倒で、ついついそのまま使ってしまう。
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で、元通りに組み直したんですが・・・




エンジンがかからんとです。


え、なんで?


と、思いますよねぇ・・・普通。


点火プラグに目をやると、火が飛んでないんです。
(このバイクは、とある特殊機器によって、リアルタイムに点火プラグに火が飛んでるか目で見てわかるようになってます)

てーことはエキサイターコイルが原因ということ。

新しく組んだコイルのエキサイターコイルは前の持ち主が組んだまま、そのまんま流用してしまったんです。
コイル抵抗を測ったら3Ωとかなので、どこかで短絡してるような・・・だよねぇ。


ちなみに・・・使っていたコイルを測ってみたら、213Ω
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組む前にエキサイターコイルも測っておいたら良かったんだよねぇ・・・まぁ、いわゆるひとつの”後の祭り”ってやつ。

自分が組んだもの以外は信用しちゃーいけないのかもねぇ・・・
エキサイターコイルで妙にエキサイトしてしまった。


てなわけで、とりあえず組み戻すか、と考えてたら45分後に雨降ってくるって腕時計がブブブーと震えたので、急いで撤収お片付け。本日は急遽イベント中止です。

お楽しみの本番は これからさぁ~



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バイクをいじくれる人にはこれ幸い。CT110はいじくりがいのあるハッピーなバイクです。
この先しばらくは「電気変」 いや違った、「電気編」ってーことで始めます。

この先は自分なりの忘備録も兼ねてますんで、興味のない方はヒョイっと素通りで。



電気が足りな-い! と言ってはみても、どのくらい足りないのかが数字でわからなけりゃー先に進めませんーってことで実測してみました。
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バッテリー充電器をバッテリーに接続し、バッテリーチャージしながら、ブレードヒューズを外してそこに10Aまで測れるテスターを割り込ませます。

電圧によって電流は変わるので、約14Vの時と、約12Vの時で実測。
名称未設定 1のコピー

メインスイッチをONにしてからの計測なので、上記表のスモールランプ以下の電流値はメインスイッチON時の(CDIなどで消費される)暗電流を含みます。
常用時(A)というのは、今の冬の時期に、どのくらい消費してるか計測。結果は約3.5A。

冬の常用時に、信号待ちなどでアイドリングが長く続くと、バッテリー電圧が11.6v程度まで落ち込んできます。10分以上連続して走ってる時は12.6Vほどとなりまぁまぁ足りているんですが、街中ではストップアンドゴーが多いので段々とバッテリー電圧が落ちていきます。
たったの3.5A程度でも電気が足りないなんて騒いでたんですね。

夏場はグリップヒーターを使いませんのでヘッドライトLo2灯させても全く問題なく、足りてないって状況にはならない。要するにあと2Aくらい確保すれば・・・さらにスマホのカーナビ利用で+1Aほどあれば余裕ができるという結果になりました。
つまり現在発電してる3.5A+3A=6.5AあればOKのようだと判明。

前回のバッテリー交換は2019年9月で3.5年前ですからバッテリーの蓄電力低下も影響?
・以前作ったコイルが劣化?
という仮説も成り立つ。

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はたして、今回巻きなおしたコイルが3A余分に発電してくれるのか?

こればかりはやってみないとダレにもわかりませんー(笑)



それはそうと、電気代上がりましたよねぇ・・・
1kWhあたり、以前ですと基本料金含みで28~30円程度で計算できましたが、今は1kWhあたり40円ほどで計算しないといけなくなりました。例年の1.5倍ほどになります。
節電に励み、ガマンするしかない・・・

これはいったいダレのせいなのか??

火を使いすぎた人類への警鐘なのか?

これ以上欲張るなという神の啓示?

それでもコイルを巻きなおすのは、果たして??(笑)






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ということで、本日、晴れたんで試走してみました。

今回の実験のクライマックスですぅ!

走り出し、最初の難関の、魔の2キロも克服し、スピードメーター内に設置した電圧計を注視してましたが、明らかに電圧の上昇が認められた。
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前回書いた、
1,LEDヘッドライトが2コ付いてます。1つが30W、もうひとつが35W
 この消費電力はHi・Lo合わせてのものなので、Loポジで2つ点灯させると30W+35W÷2÷12V=約2.7A食ってるはず。
2,グリップヒーター、これはHiの時に1.57A食ってます。(実測値)
3,スマホなどのカーナビを利用して約1A食います。
4,その他のLED灯火類(メーター・ポジション・尾灯)や補器で約0.5A食ってます。

合計で約5.77A(約70W)使います。

上記のうち、3,以外をONにして走行してみたところ、今までは同じ条件で12.5V以上には上がらなかった電圧が、13.9Vまで上がってくるではあーりませんか!

しかも、電圧上昇が以前よりも早くなってます。


ってことは?

レギュレータを2個並列にしたらレギュからのDC出力も上がってるってこと

レギュレターの出力が足りてない、つまるところ役不足ってこと

これが判明しただけでも実験の価値があったというもの。

いろいろ調査した結果、今使ってるレギュは原付用で、同じような形のレギュの出力は約55W(約4.5A)しかないってことがわかってる。

結果として並列で取り付けられた2つのレギュレターから火を噴くこともなく、昇天することもなく、無事に実験は終了しました。



そこで、この結論から導き出せる解決策は、

1,このまましばらくは経過観察で運用してみる。(あるあるパターン)
  安直なことですが・・・忙しさにかまけて。

2,レギュレターを上位のブツに交換(踏み込んだパターン)
  排気量の大きなバイクのレギュレターを調達したいが、それらは3相用になるので選択肢があまりない。3相用を無理やり使う? めんどくせーから自作するかぁ。

3,ステーターコイルを巻きなおして更なるパワーアップ(上位の最善パターン)
  この場合、CT110は基本が単層3極交流発電機なので巻き方をどうするか?
  3極への巻き方、巻き数、表皮効果を考えるとダブル巻き?
  でも、その前にレギュレターを何とかしないといけない。

最低限必要な約70Wの消費に耐えられる発電量とレギュが必要だが、それは走行中でのこと。
アイドリング時は回転数が下がり出力も当然下がるのでその分はどうするか?
ヘッドライトやグリップヒーターのAC系と、バッテリーチャージや電装系のDC系と分けるか?


さぁ・・・どーしよう・・・って、考えてる時間が至福に時間だったりする・・・


しかし、今回の実験で不思議なことがありました。
エンジンの回転が軽くなったような気がします。エンジンの馬力が上がったような感じ。
普通は電気を余分に取り出してるのが負荷になるので馬力が下がると思うんですけどねぇ・・・
はて?なぜだろう?レギュのボトルネックを解消しただけなのに。


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