チビから、「バイオリンの弦を交換せよ!」と、ありがたい下命があったので素直にさっさと働きます。

前に交換したのはいつだ?と記憶をたどろうとしたけど、
覚えてないので3年くらい替えてないかも(笑)
変換 ~ 20200209_132735

まずは現状でのペグボックス内の様子を確認します。
変換 ~ 20200209_133344
んーー、美しくない・・・

基本的な交換手順としては 4→1→3→2(G線→E線→D線→A線)という順番で私はしてます。
いっぺんに全部外さない方がいいです。魂柱が倒れる場合がありますので。
あとはメガネなど着用してた方が良いですね。万一はねたら、相手がピアノ線みたいな金属線ですので危険です。

まず、ペグをゆっくりと緩めてG線を外します。
変換 ~ 20200209_133512

駒の溝に鉛筆でなぞり、滑りを良くしておいてからG線を張り直し。
変換 ~ 20200209_133614
ホントは3Bとか柔らかいのがいいのですがHBしかなかったので今回はHBでやってます。

次はE線、一番細い線です。
変換 ~ 20200209_135656
食い込み防止用のフェルトが付いてましたので、これはひっくり返して再利用。

変換 ~ 20200209_140014


同じくD線も交換。
変換 ~ 20200209_134544


最後にA線。
駒に弦を巻き始めるとき、最初から形を付けると滑りにくいです。
変換 ~ 20200209_135114


変換 ~ 20200209_135137
全部の弦の張り終わったら、まだ完全に貼ってない状態で駒の傾きと位置を確認調整します。

それから、音感である程度チューニングしてから最終的に、チューナーで確認します。
変換 ~ 20200209_140056
チューナーの基準ピッチは442Hzで調整。

最初は弦を指ではじいてだいたい合わせて・・・
変換 ~ 20200209_140416

最後に弓で弾いてみて合わせ、和音とかきちんと出てるか確認して終了。
変換 ~ 20200209_160718

だいぶ音色が変わりました。キンキンだった音が穏やかになったような・・・気のせいかな?
変換 ~ 20200209_160813
張り替える前、駒がペグボックス側に15度ほど傾いていました・・・ビックリです。

というわけで、「いつ交換したか不明」という事態を避けるための単なる交換記録でした。