ということで、本日、晴れたんで試走してみました。

今回の実験のクライマックスですぅ!

走り出し、最初の難関の、魔の2キロも克服し、スピードメーター内に設置した電圧計を注視してましたが、明らかに電圧の上昇が認められた。
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前回書いた、
1,LEDヘッドライトが2コ付いてます。1つが30W、もうひとつが35W
 この消費電力はHi・Lo合わせてのものなので、Loポジで2つ点灯させると30W+35W÷2÷12V=約2.7A食ってるはず。
2,グリップヒーター、これはHiの時に1.57A食ってます。(実測値)
3,スマホなどのカーナビを利用して約1A食います。
4,その他のLED灯火類(メーター・ポジション・尾灯)や補器で約0.5A食ってます。

合計で約5.77A(約70W)使います。

上記のうち、3,以外をONにして走行してみたところ、今までは同じ条件で12.5V以上には上がらなかった電圧が、13.9Vまで上がってくるではあーりませんか!

しかも、電圧上昇が以前よりも早くなってます。


ってことは?

レギュレータを2個並列にしたらレギュからのDC出力も上がってるってこと

レギュレターの出力が足りてない、つまるところ役不足ってこと

これが判明しただけでも実験の価値があったというもの。

いろいろ調査した結果、今使ってるレギュは原付用で、同じような形のレギュの出力は約55W(約4.5A)しかないってことがわかってる。

結果として並列で取り付けられた2つのレギュレターから火を噴くこともなく、昇天することもなく、無事に実験は終了しました。



そこで、この結論から導き出せる解決策は、

1,このまましばらくは経過観察で運用してみる。(あるあるパターン)
  安直なことですが・・・忙しさにかまけて。

2,レギュレターを上位のブツに交換(踏み込んだパターン)
  排気量の大きなバイクのレギュレターを調達したいが、それらは3相用になるので選択肢があまりない。3相用を無理やり使う? めんどくせーから自作するかぁ。

3,ステーターコイルを巻きなおして更なるパワーアップ(上位の最善パターン)
  この場合、CT110は基本が単層3極交流発電機なので巻き方をどうするか?
  3極への巻き方、巻き数、表皮効果を考えるとダブル巻き?
  でも、その前にレギュレターを何とかしないといけない。

最低限必要な約70Wの消費に耐えられる発電量とレギュが必要だが、それは走行中でのこと。
アイドリング時は回転数が下がり出力も当然下がるのでその分はどうするか?
ヘッドライトやグリップヒーターのAC系と、バッテリーチャージや電装系のDC系と分けるか?


さぁ・・・どーしよう・・・って、考えてる時間が至福に時間だったりする・・・


しかし、今回の実験で不思議なことがありました。
エンジンの回転が軽くなったような気がします。エンジンの馬力が上がったような感じ。
普通は電気を余分に取り出してるのが負荷になるので馬力が下がると思うんですけどねぇ・・・
はて?なぜだろう?レギュのボトルネックを解消しただけなのに。