Roadmap22

There is always light behind the clouds.

2021年3月10日:「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から「Roadmap22]へブログ名称変更
2019年6月11日:Yahoo!ブログ 「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から移転
(移転に伴い、この時点以前の記事内のリンク切れがありますのでご容赦願います。)
2019年6月6日:LivedoorBlog 新規開設

交換



2022年4月3日、走行距離216,432km 外は雨・・・
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ブレーキフルードが汚れまくっていて、いまいちブレーキフィールがよろしくない。

カックンブレーキとまではいかないまでも、止まる瞬間にフワァ~っと止めることができなくなっていた。最後にカックンと止まるので、腕が(足が?)鈍ったのか?

あっしが悪い??



とにかく整備しようということで、DOT4を注文した。

とりあえず1L、一番安いヤツ・・・



そして、スタッドレスから夏タイヤに履き替えるタイミングを狙ってたが、雨降ってるけど今日しかない!


秘密基地に移動して・・・
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早速取り掛かります。

え?なんで自宅でやらないで秘密基地まで行くのかと、お思いでしょう?

2級整備士が常駐してるからなんです。安心もプライスレス。


さて、

ブレーキフルード、結構汚れてますねぇ・・・濃い麦茶程度に黒くなってます。
かれこれ4年以上は交換してません。
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ジャッキアップしてリジットラック(ウマ)入れて、ジャッキを、ウマにかかるところまで落とし、ウマをひっぱたいて安定してることを確認してから、右後ろのスタッドレスタイヤを外します。
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ディスクも結構減ってるけど、見なかったことに。
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まぁ、走行距離からして、だいぶ乗ってますからねぇ・・・
この時点で回転させてみたら、やたら固い。
タイヤを外したところのボルト部分を2本持って2kgほどの力を入れないと回転しません。
普通なら0.5kg以下の力で回転するはずなのでブレーキ固着してますねぇ、右後ろ。
2kgとか0.5kgとかって書くとかえってわかりにくいかもしれませんが、普通は少し力を入れたら回るはずなのがググっと力を入れないと回らない・・・そんな力加減です。

キャリパーボルト2本を外し、キャリパーとブレーキパッドを外し・・・
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続けて14mmを2本抜いて、キャリパーサポートも外します。

キャリパーサポートの上下にあるスライドピンの、下側の1本が固着してました。
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上の写真でいうと、左側が固着。なんとか抜いた後の写真です。


上の固着無しのキャリパーピンはグリスがまだ効いてます。下が固着してたキャリパーピン。
上と下では部品が違いますので間違わないように。
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下側だけ、からっからに干からびて、しかも錆びてる。
紙やすりでサビを修正し、受け側の穴の方もパーツクリーナー等で清掃してブレーキグリスを付けて組み込んでおきます。固着は治りました。

ドラム式のフットブレーキも点検のため、開封してみますが・・・
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特に異常なし。引きずりもなし。
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次はピストンなんですが、ピストンも固着してたので、
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隙間に潤滑剤をスプレーしてからピストン戻しでピストンを戻し、ピストン脱着ツールでピストンを半回転ほど回転させて固着を無理やり解除。

ホントはピストンをいったん抜いて、シールも入れ替えて・・・ってやった方がいいんですが、シール部品を取ってなかったので今回はバラしません。ゴマカシ作戦でいきます。
いったん抜いてしまうと、たいていの場合、シールがフルードでふやけてますので再利用不可能です。
ということは、ピストン抜いたら組み立てられなくなります。
なので、シール類を取って(発注)ないときにバラしたら元通りになりません。
シール部品の注文をかけておくことにします。


スライドピンとピストンの固着がなくなった(と思われる)ので組み立ててから、ブレーキフルード交換。
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ワンウェイバルブ付きのフルード交換専用ボトルで抜きます。
エアーで強制的にフルードを抜くこともできる便利モノです。

このあと、左後ろもやって、後輪側終了。左後ろは固着無しでした。

今度は右前をやって・・・
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左前もやってブレーキ分解およびフルード交換終了。

ついでに夏タイヤに履き替え。

フルード液量確認して・・・フルードがきれいになりました。
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で、走ってみたら・・・

まぁなんと、

ブレーキフィールがまるで違う。

滑らかに、しかも前より強く、ブレーキが効くじゃー あーりませんか!


しかも最後の止まる瞬間の、あのカックンと止まる症状がまるで嘘のように消え去ってます。
動いてるのかいつ止まったのかがわからないくらいにすぅ~っと、シルキーなタッチで止まります。

てーことは、あっしのせいではなく、固着のせいだったということです。
そりゃーそーでしょう、パッドで常に弱くブレーキがかかってるんですから、最後の最後にカックンってなるでしょう。

少し走っただけでハッキリと言えませんが、ブレーキを引きずっていた時と比べてなんとなーく加速感が若干良くなり、OBD2経由のデジタル燃費計も通常走行で8km/L前後だったのが9km/L前後と1km/Lほど伸びてるような印象があります。ブレーキの引きずりはどう考えても明らかにマイナス要因でしかありませんからねぇ・・・

それと・・・AT車でアクセルを踏まなくても走るクリープ現象。クリープ時の速度が速くなりました。バックの時が特に顕著に感じられます。

ブレーキ点検、タイヤ交換時にした方がいいですね。燃費のためにも。
当たり前ですが、後輪側はドラム式フットブレーキを解除しないと回りません。前輪側はATミッションをNにしないと回りませんが、デフが付いてるので回転は後輪より重たいです(FF2WDの場合)

タイヤが付いてると、タイヤの重量のせいで固着してても案外回ってしまいますが、タイヤを外してからタイヤのボルト部分を持って回してみると良ーくわかります。

今回のフルード交換で500ccほどブレーキフルードを使いました。
余ったのはどうするかというと・・・
取っておいても水分吸ってダメになるだけなので、CT110のフロントディスク整備で使います。

なお、このブログは整備マニュアルではございませんので真似すると危険。今回も2級整備士の監督の下でやってます。ブレーキは重要保安部品なので自分のクルマのブレーキ整備をやるときは自己責任ですが、エアーをかんだ・ボルト折れた舐めた・ボルトや部品が外れた、部品が余った、指定外の油脂を使った等で、最悪の場合に、故障を誘発して2tもある鉄の塊が止まらなくなったらシャレにもなりませんので、分解整備の経験が無い方はやめた方が無難です。ブレーキ固着などの不具合を発見したら実績と経験のあるプロの整備工場に出しましょう。







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RF7ステップワゴンですが、前回エアクリーナエレメントを交換したのは6年前の6万キロほど過去のハナシです。

この車種の場合、形は円筒形で、フィルター自体は紙でできた湿式のフィルターです。


もうそろそろ替え時ってのはわかってるんですが、物は試しとばかりにポンポンとフィルターを地面にたたきつけてホコリ払いみたいなことをやったんです2週間ぐらい前に。
そーすれば大きなゴミが落っこちて、多少は寿命が延びるかも?ってな軽いノリでした。

そ、軽いノリです、いつもながらですが・・・

そーしたらですね・・・結果として少しは良くなると思うでしょ普通(思わんて?)

結果はかえって真逆で、一人で乗ってるのに4名乗車してるんじゃー無いか?後ろになにか引きずってるんじゃーないかってくらいトルクが落ちて、燃費も落ちて最悪ですー。
発進時が顕著です。アクセル踏んでも遅いし 加速がまるでなってません、丸出だめ夫君です。


なので、再度バラしました。

この中にエアクリーナーエレメントが入ってるので8mmボルトを5か所、バンドを2か所(排出側とブローバイ)外したら・・・変換 ~ IMG20220108134444

パカッとあけられます。
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これが、良かれと思って叩いたら、かえって詰まってしまったエアクリーナーエレメントです。
変換 ~ IMG20220108134737

表面はこんな感じでたたいても汚れが簡単に落ちるわけないんですよね、良ーく考えたら。ハハハ
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黒い汚れが紙のフィルターに染み込んでます。

人間、良ーく考えないといけません。叩いたくらいでこれが落ちるものかどうか?

でも、考えても答えが出ない状況の時は実験してみるってことも非常に大事です。
時には予想だにしない展開になるかもしれませんよねぇ。


前に使ってたフィルターが捨てられずにとってあったので、古いんですけどね、こっちの方が見た目でまだ使えそうなので臨時措置的に交換してみます。
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左は4万キロほど使ったフィルター、右は6万キロ使ってさらにトントンして詰まらせてしまったフィルター



で、交換後走ってみたら・・・


おお~、元に戻った。普通の、重たくない走りになったー。


やっぱりフィルターをトントンと叩いてゴミホコリを取るのって、湿式フィルターなのでダメな行為だったんだよな・・・

フィルター表面でどんなことが起こってるのか、ライフサイクルアセスメント的に、顕微鏡でも使って調べてみたい気はするんですがねぇ・・・何がどうなって詰まるのか?

おそらく、微小なゴミホコリが油分の表面に付着してたのに、衝撃を受けたことで油分の中にゴミホコリが埋没してしまい、空気が通過する空間がかえって狭くなるからなのか・・・

わたくしの場合、そのように予想して、勝手に幕引きを図ったのでありました。

じゃー今度はパーツクリーナーで洗ってみるか?
これも実験してみないとわからないけど、おそらく紙フィルターが詰まってお釈迦。
スポンジやウレタンフィルターならいけるんでしょうけどね。




ハナシ変わって、
志麻さんのレシピに「ヒラメのブールブランソース」っていうのがあったので・・・
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ヒラメを鯛に置き換えて作ってみたんですが・・・

ブールブランソースってのは「白いバターのソース」って意味で、玉ねぎなどの野菜とバターを炒め、酢やレモン汁で乳化させたソースで、野菜の香りとバターのコクと控えめな酸味で、割と魚料理に良く合う定番のソースです。



んで、40分後、出来上がりがこうなった↓
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レシピ本の写真とはうって変わって、なんかこう、彩がイマイチなんですけどねぇ・・・

Kはおいしいと言って喜んで食べてくれましたが、チビは一口食べて首を傾け・・・


へ?

なんだよそれぇ! 首を傾けるって、ナニ? なに??  何なん??? なんか言えよぅ!

魚料理で非常にあっさりとした味付けで、若い人向けではなかったのかも・・・

お料理って難しいもんですねぇ・・・






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RF7ステップワゴンですが右フロント側のタイヤ付近からシャカシャカと音が出てます。
最初はたまーにシャカシャカしてましたが、500kmほど走ったらブレーキを踏んだ時以外常にシャカシャカなってます。

走行距離は208,226kmです。
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車検時にフロントブレーキパッドが減ってますといわれてたのでブレーキパッドが減ってるんでしょう。
目視で確認すると2mmほどしか残ってませんので、速攻でブレーキパッドを買いに走りましたら社外品ですが6,600円で手に入りました。




それでは交換します。

後輪に輪留めしてからフロントをジャッキアップして馬を入れます。
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フロントタイヤをインパクトを使って外して・・・
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パットを再度確認するとやはり2㎜ほどしか残ってません。
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スライドピン裏のボルトを2本外してキャリパーを抜いて・・・
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結構固いのでボルト折れに注意。

キャリパーを外してS字フックでフロントスプリングにぶら下げてから、
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パッドを取り外し・・・
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観察します。
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シャカシャカ音の発生してるセンサーの部分が削れて光ってました。
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センサー付近で残り1mmほどだったので、シャカシャカ音を無視して走ってたらローターまでいっていたことでしょう。


新旧比較です。
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新品は11mm程あります。

フルードをある程度抜いておいてから・・・
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戻し工具でピストンを戻しますが、
戻す前にピストンゴムの中にスプレーオイルを吹き入れておくとピストン固着を防止できます。
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20回ほど回し、ピストンを戻せました。
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ブレーキ専用グリスを塗布しつつローター側にパッドを組んでいきます。
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ついでにスライドピンも抜いてグリスアップ。

キャリパーを入れて・・・
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スライドピンボルトを2本、締めます。
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こういった14mmのストレートメガネで規定トルクで締めます。
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ピストンを戻してますんで、当然ながらパッド・キャリパーに隙間があります。
ブレーキペダルを床まで4回ほど踏み込んでからフルード液面を調整。
これをしないでいきなり走り出すとブレーキペダルが床まで突いてブレーキ利かない!ってパニックになりますねー・・・経験あり(爆)

タイヤ組んで、ジャッキアップして馬を外して車体を下ろして作業完了です。

前回交換したのが2014年、7万キロほど前・・・前回のブレーキパッド交換記事↓


なので、次回は2028年ごろ27万キロまでフロントブレーキパッドだけは使えてると思いますが、果たしてどうなってるんでしょうかねぇーぇ。


備考:ブレーキパッド交換はキャリパーを外すため重要保安部品の整備となり個人整備は自己責任となります。今回の作業においては検査員の資格を有する2級整備士と一緒に作業してるので問題ないと考えます。




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先日、車検を受けようと事前点検に出したらパワステオイル漏れや、なんだーかんだと73万円の見積が出たステップワゴンスパーダ君ですが、自分でテキトーに処置したらなんとかなったというのが前回までのお話です。






第 3 章 延 命


オイル漏れが収まったので、ディーラーへ寄って再度点検してもらうと・・・
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このような金額に落ち着いたので、そのまま乗ることにします(爆)

とはいえ、これから修理がかさむであろうということは容易に想像できるので、次の車検までに次の候補車を見つけようと思ってます。



さて、そうとわかれば通常整備をしておきます。

今回はエアクリーンフィルターの交換です。
約1年交換してません。在庫で新品部品がまだありますので使っちゃいます。
(まだ在庫持っとるんかーい!)



用意するのは電ドラのプラスと8mmメガネです。
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電ドラでグローブボックス下のタッピングスクリュー3本を外し・・・
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同じく、グローブボックスの中の上部にあるタッピングスクリュー3本とクリップ5個も外し、
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正式にはタッピングスクリュー以外にクリップが5個あるらしいのですが私の場合、すでに外したままですので今回は外さなくて済みます。
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このあと、写真にはありませんがセンターコンソールの物入の右奥にあるタッピングスクリュー1本と下にあるクリップ1本を外す。
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上図のように外すのが正式のようですが、ここまで外さなくてもできますけどねーぇ。


センターのカバーを手前に引っ張ってから、グローブボックスの下部を手前にえいやっと引っ張ると、グローブボックスが丸ごとガバチョと外れます。

外したグローブボックスは邪魔なので運転席にでも置いておきます。

ここまでに外したタッピングスクリュー7本は共通なので場所ごとに仕分ける必要はありません。


次に、
3角に打ち抜かれてる鉄板(グローブボックスフレーム)の左右にある4本のボルトを8mmメガネで外し、ケーブルが付いたままの鉄板をゆっくり下にずらし・・・
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黒いカバーを下から外すとエアクリーンフィルターが引き抜けます。
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新品フィルターをフィルター枠にしっかりとはめ込んだ後、元通り差し込んでから組み立てます。



外したフィルターは1年使ったので結構な汚れ・・・
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表面的には見た目はキレイっぽそうですが、

こうやって隙間を覗くと・・・
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あんら まぁ!
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見ちゃいけないものを見たってことですかねぇ・・・

本来なら半年もしくは1万キロに1回は交換してあげたいところではありますが、今回は1年1.8万キロほど使ってしまってます。

なお、エアクリーンフィルターは、掃除機で大きなゴミを吸ったあと、高圧エアーでブシュ―ってエアブローすれば2回くらいは使えます・・・私の場合。





というわけで、不透明で予測できないカオス的な今後の経済環境や社会情勢、スケジュールやそのほか諸々てんこ盛りの都合ですぐにクルマが手配できない状況下において延命した ・・・いや、無理やり延命されてしまったRF7ステップワゴンスパーダ君ですが、今日もまた走行距離を伸ばしてます。

果たしていつまで乗るのでしょうか? 乗れるのでしょうか?

私にも わっかーりません(笑)



2021年9月22日追記

今現在、パワステオイルは漏っておりません。
原因としていろいろ考えたのですが、以前の記事「ステップワゴンRF7 タイヤの溝がなくなる・・・」にもある通り、タイヤが扁摩耗してハンドルが左に取られるという事案が過去にあったんですよね。
ハンドルが左に取られること半年あまり、無理やり乗ってたんです。慣れとは恐ろしいものです(笑)
常に右に当て舵してたので非常に肩が凝りました。

もしかして、これが原因だったんではないかと今では思えます。
通常のまっすぐな道で常に当て舵することで、パワステに負担がかかっていたのではないかと。

まっすぐ走らなくなったらタイヤやリンクを疑え、そのまま走ってるとパワステがやられる。
ですかーね。

知り合いの?整備士さんから聞くところによると、ハンドルの末切りが一番良くないということです。
ハンドルを思いっきり左右に留まるまで回しておいてエンジンをふかすと、パワステ内部で異常に圧がかかり、最悪ホースがパンクするそうです。
教習所でハンドル末切りにしたままミッション車でおそらく4千回転とか思いっきりエンジンをふかしてしまい、何台もパワステをパンクさせていたということが昔、実際にあったそうです。その時の教習者はルーチェだったそうです。
やや上り坂の、道路からの段差もある車庫入れで、ハンドル末切りのままエンジンをふかしながら入庫させる状況だと、パワステのパンクもあり得るのかと。

ハンドルを末切りしてから指1本分でも戻せばかなり違ってくるということも整備士さんから聞きましたよ。









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今回はCT110のPBキャブレターを超音波洗浄してリセッティングするという企画です。

リセッティング用に購入した補修部品はこういったものです。

Beautyladys バイク用 キャブレター 修理キット リペア セット 修理用 カスタム 適用 CT110 Trail 1980-1986 1セット



PBキャブレター用の安いキャブレター補修セットです。
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21点セットですが、赤い丸の中のバネが小さくて使えないので、残念ながらこのバネだけはオリジナルを使用しないといけません。
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よくある125ccATV向けPBキャブ流用品みたいで、メインが#80、スローは#48程度のセットと思われます。


CT110('86式のNZ仕様)純正のPB21キャブはメインが#72で、スローが#38なので純正より少し大きいですが、場合によっては出力が増す可能性?もありますよねぇ。



CT110からキャブレターを取り外してきます。
取り外したばかりのキャブレターはガソリン臭いのでパーツクリーナーで外装内装含めて一通り屋外で垂れ流し洗浄をしておきます。
変換 ~ IMG20210611151222
ここからは屋内での作業になります。

チョーク部分以外、すべてをばらして・・・
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とりあえずは、使わなくなった電動歯ブラシなんかを駆使しながら水と中性洗剤でできる範囲できれいにします。

え?水で洗浄するの? ってここで思ったかもしれませんが、下手に揮発性の高いパーツクリーナーよりはよっぽど素材にやさしいかと。お肌にも優しい中性洗剤です・・・


次に、ダメ押しの如く、超音波洗浄機へ入れてさらに中性洗剤で洗浄。
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洗浄液は、水95・中性洗剤5くらいの割合です。


時々、取り切れなかった汚れや細かい流路の中を小さいブラシやワイヤーでこすりながら、あっち向けたりこっち向けたりと、漬け込む位置を変えていきます。
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3分くらいで中性洗剤入りの液に油分が溶けだして段々と白くなってきました。
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細かい汚れが落ちていますね。
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洗浄液を入れ替えて、小さい部品類も同じように洗浄して・・・
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最後に水のみで仕上げの超音波洗浄、細かい汚れがまだ出てきました。
変換 ~ IMG20210611160541

拭きあげて乾燥。細かい流路などもコンプレッサーエアーでブローして水分を完全に吹いて乾かします。
変換 ~ IMG20210611161340
コンプレッサーエアーが強いので部品を吹き飛ばさないよう注意。

完全に部品が乾いたら組み立てます。

こちらは洗浄が終わった部品たち。
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上側が新品、下側がもともとキャブについていたものです。
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アイドルアジャストスクリューは、「ボリュームのつまみ」を付けて、いつでもアイドリング調整できるように改造してます。


フロートバルブは上が純正、下が新品。
左側にあるバネ突起の出っ張りが小さいように感じられました。
この部分は指で押すとへこむようになってましてバネで出てくるように作られてるんですが、引っ込んだまま出てこないってイメージでしょうかねぇ・・・
変換 ~ IMG20210611165358s
この突起が0.2mmとかへこんでるだけで油面が9mm以下になってオーバーフローします。
過去に度々オーバーフローしたのでフロート部分にニッケル金属板を付けて対策してましたが、今回はバルブを交換するので金属板も撤去してしまいます。(最初から4枚目の写真にはフロートに金属板が付いてます)
オーバーフローの原因に「バルブのあたり面」(黒いところ)の摩耗をよく聞きますが、この突起部分も原因の一つにあてはまるのではないかと思います。


新品のフロートバルブを付けて油面が10.5mmであることを確認。
(サービスマニュアルには油面10mmと表記されてます)
変換 ~ IMG20210611165555
これならオーバーフローしないと思われます。

組み立て時に、メインを#80、スローを#35へ変更してみました。
なんとなーくです、なんとなく試しに・・・

今回使用したキャブのバラしや清掃で役に立つ道具達です。
変換 ~ IMG20210611165935
キャブやコックなどの極小の穴掃除に便利だったり~

キャブレタークリーナーツールセット 、FineGood 13本クリーニングワイヤー+10本 クリーニング針+5本ワイヤブラシ オートバイATV適用




実走したら、これはこれで調子よく走りますので、気温の変化を見ながらしばらく様子見してみます。




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