Roadmap22

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2019年6月6日:LivedoorBlog 新規開設

強化オイルポンプ

モンキーZ50Jに強化オイルポンプを付けてみたら・・・どーなるか?

今回採用のオイルポンプは、

SHIFT UP (シフトアップ) ハイフローオイルポンプ 凸型 205076


です。

モンキーZ50J-1369***なので、この商品が適合。

他にも武川やKITACOでも出てますが、一番安いヤツにしてみました。
安物買いのなんとやらにならないようガンバリます(何をどうやって?)

オイルポンプ、各社から色々出てますが、一番おとなしい性格ので組んでみました。
だって75cc程度ですもの、オイルポンプを派手に強化してもオイルポンプで馬力を食われるだけですから。
「吐出量が3倍」になったということならなので、オリフィスはノーマル0.8mmのままでも圧力が上がった分、ヘッドへ行くオイル量は増えると考えてます。



では、早速作業開始。

タンクキャップをOFFにして、燃料コックを閉め、左ミラーを外し、
シフトレバー、ステップ、キックペダルを外してモンキーを左側臥位にします。
変換 ~ IMG20210612140932
つまり、OILを抜かなくてもできるように左に倒します。

左側にはラジコン技術という雑誌1年分をひもで縛って置いてあります。(高さ約18cm)

+ネジを8本抜きますが2本だけ3mmほど緩めるだけにして残し、6本は抜いてしまいます。
3本だけ長いのがあるので注意(右上側の3か所が長い)

クラッチレバーを握ると蓋がカパっと開くはず・・・


あれ?


開かない・・・何回も握ってみたが無理っぽそう。


あれれれ?



仕方ないから物理処理します。

ケースひっぱたいて  →あきまへ~ん

結構固く閉ざされてます・・・うーぬぅ~ どーしてくれようか・・・




仕方ないのでさらに・・・

スクレーパーをパッキンの厚さ部分へ打ち込んでみます。

なんとか・・・開きました。

蓋開けるまでに30分もかかってしまった。
新車以来初、30数年ぶり・・・パッキンが固形化して硬く固まってました。
変換 ~ IMG20210612143503
ケース左下に出っ張りがあってそこを左サイド側からたたくと簡単にカバーがあけられるというギミックもあるらしいんですが・・・探したけど出っ張りなんかないんですよね、年式によるのかも?


次に、クラッチケーブルを外します。
ふた部分に部品1個と、クラッチ側にカラー1個スプリング1個あるので噴出注意。あっ紛失注意ね。

クラッチ側の中心にあるカラーとバネを落とさないようにつまみ出してから、クラッチアウターカバーの+ネジ4本を取ってカバーを開けます。
クラッチアウターカバー内には結構スラッジがたまってました。
変換 ~ IMG20210612144303
クロモリグリスのような羊羹のような・・・黒いスラッジ。

ついでにオイルフィルタースクリーンを抜いてみたら、こちらはあまり汚れてない。
変換 ~ IMG20210612144335

スクリーンとスラッジをきれいにします。

次に、ロックワッシャーの爪を起こし、プーリーホルダーでクラッチ外周を固定し、四つ爪の特殊工具でロックナットを抜きます。

ロックナットを抜く前に、クランク軸とロックナットにマーキングしておくと組むときに安心です。
変換 ~ IMG20210612150013

クラッチAssyを抜き・・・プライマリードライブギアを外し・・・
変換 ~ IMG20210612150209

ここでようやくオイルポンプにたどり着き・・・
変換 ~ IMG20210612150545

3本の+ネジを抜いて純正オイルポンプを撤去。
変換 ~ IMG20210612150625

上が純正、下がシフトアップの強化ポンプ。
変換 ~ IMG20210612150830

厚さ2倍で、送油量3倍だそーです。(6V車比)
変換 ~ IMG_20210612_205457
純正オイルポンプ側が凸型で、エンジン側のオイルドライブシャフトが凹型です。

凹凸を合わせて慎重に強化オイルポンプを組み込み・・・+ネジ3本締め
変換 ~ IMG20210612153129


ギアとクラッチをコンロッド軸に刺し入れてきちんと合っていれば、センターボルトを締めこむとマーキングが合うはずです。
変換 ~ IMG20210612154849
合わないようなら、どっかがおかしい。(ギアとクラッチが裏側で互いに合致してないとマーキングは合わない)

ロックワッシャーの爪を1か所入れる。
変換 ~ IMG20210613134107

クラッチアウターカバーを合わせ入れ・・・
変換 ~ IMG20210613133632

+ネジ4本を締める。
変換 ~ IMG20210613133611
今までの分解と組み立てでは、ショックドライバーの代わりに18Vのインパクトレンチでやってます。

買っておいたパッキンの中からクラッチカバー用のパッキンを取り出して一致したら、古いパッキンをはがし始めます。脱脂してから例のバーナー作戦で簡単にはがせました。
変換 ~ IMG_20210612_205415
古いパッキンをはがしてから新しいパッキンを探すってのはNGだよなぁ・・・
以前、古いパッキンをはがして新しいのを探したら在庫切れでなかったということがあったけど、蓋閉めて起こせないから最悪だ・・・(オイルが漏れるから)

パッキンは、クラッチケースカバーのを純正で1枚買うと900円ほどしますが、今回はセット物の中から使用しました。


セット物が・・・560円って・・・なんで?

エン ガスケット インストール簡単 ホンダ50cc Z50ミニトレイル50モンキーバイクモデル用



このセット物パッキン、写真では写ってないけどLケース用も入っていたような・・・

パッキンにはクロモリグリスを両面に塗っておくと、後日の再分解時に、はがれやすくなります。


今回はオイルポンプの交換のみでヘッド行きのオイルオリフィスの拡大は行ってません。
ノーマルのままです。
ボアアップして1.5倍の排気量にしたので、クランク・コンロッド・ピストン・シリンダーにオイルが多く行く方が安心できます。ピストンシリンダーやクランク軸が焼き付いたというハナシはよく聞きますが、ヘッドが焼き付いたってのはあまり聞かないし・・・




で、
実際に走行してみたら・・・

おお、オイルが回ってるぞ!!

なーんてことは全く感じませんでした。


ただ、なんとなーく、エンジン音の中にヒューンというようなモーターの音みたいなのが入ってるという、明らかな音の変化を感じました。
これって強化オイルポンプの音なんでしょうかねぇ・・・?


では実際に、オイル量が増えたかどうか、お目にかけましょう・・・


いかがでしたでしょうか?


増えた?増えてない?

なんとなーく強化の方が、飛んでる飛沫の粒が多いような気がしますが・・・気のせいかな?





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モンキーのカスタム、いわゆる「改造」ですが、よく、「沼にはまる」と言われます。

やってもやってもキリが無い・・・ということなんでしょう。

今回はキャブセッティングの続きです。

メインジェットを変更しようと思います。しかもCT110のキャブとメインジェットだけ差し替えって手法を取ります。


まずCT110の方ですが、中高速域でガスが薄いと思ってました。純正のメインの番手は#72です。

どうしてガスが薄いのがわかるのかというと・・・

まずはプラグ
変換 ~ 名称未設定 1のコピー
真っ白です。

しかも加速が悪いと来たらやはりガスが薄いのではないでしょうか。

対して、モンキーのバッタもんPB21キャブにはスローもメインも番手が刻印してないんですよね。
なんとなーく計測したら、スローが#38、メインが#80ではないかなってところまでは見当が付きました。

なので、CT110の#72とモンキーの#80をメインジェットだけ差し替えてみようってのが今回の企画です。

両車両のメインジェットをニードルジェットホルダーごと、キャブから外します。
左がモンキーから、右がCT110から外した「ニードルジェットホルダー+メインジェット」です。
変換 ~ 名称未設定 のコピー

そしてニードルジェットホルダーからメインジェットを外そうとして・・・
変換 ~ 名称未設定 コピー
モンキーから取り外した方がどうしても外れません なぜだー?

力づくやらいろいろ試してみても、なんとしても外れません。
これ以上やったら破断してしまいます。

2級整備士さんがサラッと言いました・・・「これって圧入じゃね?」


まぁなんということでしょう!


さすがバッタもんのキャブについてるメインジェット、ネジが切って無く圧入ですと!


これはCT110から外したメインジェットです。
当たり前ですがメインジェットだけをこのように外すことができます。これが当たり前なんですが。
変換 ~ 名称未設定 1コピー
PB21キャブにはKEIHINの#72が付いてました。直径5mm×高さ6.7mm、ネジはM4、
いわゆるケーヒン「丸小」ジェットです。


これはモンキーから外したバッタもんPB21の「ニードルジェットホルダー+メインジェット」です。
これからCT110の純正KEIHINのPB21へ取り付けます。
変換 ~ 名称未定 コピー
圧入っていうか・・・よく観察すると切れ目がなく、もしかして一体成型かも(笑)


メインジェットだけ外れないので、お互いに「ニードルジェットホルダー+メインジェット」を交換して走ってみます。


メインジェットについてまとめると、
    交換前 → 交換後
モンキー #80 → #72
CT110  #72 → #80

っていうことになります。

〇モンキー
中速域でエンジンから振動が出るようになった。
明らかにガスが薄すぎて元気に燃焼してない感覚。
中速域で加速がもたつき、加速フィールが悪い。
結果:ジェットが小さすぎです。


〇CT110
今までよりも中速域からの加速が若干よくなる。
エンジンの調子が良いように思える。元気に燃えてる。
高回転時のエンジンの振動が減る。
結果:メインジェットを大きくした方がいいかもしれません。



というわけで、またキャブをばらして、元に戻します。

排気量75ccのモンキーがCT110よりも大きいメインジェットを要求するなんておかしい気もしますが、
排気量が小さいのに22mm口径のビックキャブなんかを付けたら吸入流速が落ちるのでガスの吸い上げが悪くなると考えれば妥当なのかもしれません。

今回の企画では図らずもCT110のメインジェットの番手を上げた方が良いのでは?という可能性が示唆されました。次回はCT110のメインジェットを色々変えてみよう。

モンキーはバッタもん一体成型のジェットで調子が良いのでそのままにしましょうかねーぇ。

で、早速、
メインジェット・・・発注して部品も来ました。
変換 ~ IMG20210523173333
また、なにやら表記が怪しげですが、今度は番手の刻印もしてあるので「おそらく」大丈夫でしょう。
#82から始めて何番に落ち着くか・・・見ものです。

ついでにこういうモノを調達して・・・しまったぁ~
変換 ~ IMG20210523173232
モンキー・ゴリラ用(6V)
SHiFTUP ハイフローオイルポンプ Parts No,205076

6Vモンキーのノーマルオイルポンプに比べて、約3倍マシの吐出量って、ホントですかぁ~?
強化オイルポンプってやつです。

ああ、今、沼にはまっていく感覚が・・・背中にゾクッと少ししましたよ。






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