とある場所でこういう絵がかけてありました。
ヨットの絵なのでついつい見てしまいます。
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「寄贈 七原正勝」と記銘されてました。


絵のタイトルはありませんが、
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どこかのヨーロッパなんでしょうか、ヨットが停泊し、マストが空に向かってまっすぐ伸び、建物も縦長が多く、縦に伸びるような構図で水辺の様子が事細かくいきいきと描かれてます。

その真ん中に当たる部分を拡大すると、
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自転車で疾走する子供がいます、真ん中に描かれてるところを見るとこれは作者自身かもしれませんね。いかにもヨーロッパ的な風景の中に、日本人で坊主頭のランニングを着た少年がいるんですもの。

他に目を転じると、グランドバンクス42と思われるボートに、
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「NANAHARA」と書かれてます。つまりこの絵の作者の名前(七原)が船名になってます。


この建物には他の場所にも同じ作者の絵が展示してありまして・・・
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こちらは「第17回日洋展」で日洋賞の「朝の森」というタイトルの絵です。

印象派のスーラの点描が思い起こされます。
間近で見ると訳が分かりませんが、ある程度離れてみると吸い込まれそうで、立体的に見えてきましたよ。(照明が反射してるところはご愛嬌ってことで)
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よくよく考えると、現代の最新式のデジカメも拡大すると点描です。
中学のころに生物の観察で植物のスケッチを描いたことがあるでしょう?
あれも陰影を考えて点描で書いてましたっけ。

昔の人が考えた点描ってのはすごいもんだと感心しました。

芸術の秋ですね。(笑)