この間、新潟に行ったのですが、帰りに某所で高速を降りたんです。
向かった先は叔父さんのおうち。
新潟県の寺泊で発泡スチロールの箱に、ホタテやイカやエビなどの海産物をひと山買ってきたので
持って行ったんですね、海の幸を。


叔父さんは昔から鉄砲持って山行って・・・という猟師なんですが、久しぶりに会ったのでいろいろと世間話してきました。


なんでもこの頃は鹿の獣害が酷いらしく、よく駆除を頼まれるらしいです。
鹿が平気で人里まで下りてきたりするらしい。
農家の人が畑に植えた野菜の苗が100本以上も・・・一晩で消えてなくなっていたとか・・・

ついこの間も100キロ級の鹿を仕留めたそうです。
でも、そのあと、その鹿はどうなったかというと埋設処分されてしまったらしい。
流通が確立されてないがゆえんで致し方ないそうです。

「あーもったいない、鹿の後ろ脚なんか、ソミュール液塗って燻製にしたりハムにしたらいいのに~」

と、ジビエだの何のと私が一人で騒いでましたら、

今度仕留めたら山から電話するからすぐ来い!」って言われましてね、そりゃーそんとき暇なら行きますがと、答えておきましたがほんとに電話がかかってきたら、ちょっとビビるかも・・・

自分でさばくんだぞ、やり方わかるか?


って、もう今から言われてますから・・・100kgなんて、運ぶのも無理、さばくのはもっと無理。



で、

鹿はないけど猪ならあるから持ってけ!」
と言われましてね。ほんの少しだと思っていたらすごい量でビックリ。

大型冷凍庫のところまで一緒に行って見てたら、

熊もあるけど持ってくか?

え? 熊って、あのー・・・クマですよね、黒い大きいガォ~ってやつ。

さすがに熊は辞退しましたが、猪のお肉少しでいいですって言ったのに、ズッシリと重い塊を2つももらっっちゃいました。
この猪も100キロ以上あって山近くで血抜き解体してすぐにマイナス30℃で凍らせたものなんだそーです。どこの部分か聞いたら「背肉」って言ってましたから、ロースあたりになるのでしょうか?



で、早速カチンカチンだった塊を、うまくチルドぐらいまで戻して切り分けます。
変換 ~ 20200303_150222
この塊で3キロほどありました。


1回で食べられる分量ごとにビニール袋に小分けしていきます。
変換 ~ 20200303_151057
この部位はどうやら肩ロースですね。冷凍焼けも少なく、いい感じで頂けそうです。

ステーキのように切ったり、角煮のように切ったりして9袋に分けました。

さーて、何作ろうかな・・・とはいえ、さすがにいっぺんには食べられません。
さらにもう1個、カチンカチンのがあるけど、さーどーする?


これって、
海の幸と山の幸・・・交換したってことになりますねー。