Roadmap22

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2021年3月10日:「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から「Roadmap22]へブログ名称変更
2019年6月11日:Yahoo!ブログ 「CT110ハンターカブ マクレガー26M」から移転
(移転に伴い、この時点以前の記事内のリンク切れがありますのでご容赦願います。)
2019年6月6日:LivedoorBlog 新規開設

違い

いよいよ重い腰を上げて、CT110のステータコイルを交換します。

まずは床面を養生し、オイルを受けるトレーかバットを用意しておきます。
変換 ~ IMG20230225122220

シフトペダルを外してからサブミッションの分解。
変換 ~ IMG20230225122627

少しオイルがこぼれるが、サブミッションケース内に溜まってただけですから想定内です。
変換 ~ IMG20230225122845

ここにサークリップが1個あるので外します。
変換 ~ IMG20230225122902

バラしたら、トレーごと、ほこりや砂塵を防ぐためビニール袋に入れてしまっておきます。
変換 ~ IMG20230225123126
それからコイルから出てる配線コネクタを、バイクの右側へ行って外します。

Lクランクケースのネジをあらかた外しておいてから・・・
変換 ~ IMG20230225125535

毛布を敷いてバイクを右に倒し、Lケースをプラハンで軽くたたきながら外す。
変換 ~ IMG20230225132302
倒しておかないと、エンジンオイルがタラァと漏れてきます。
(注:Lケースは、チェーンカバーとステップをずらさないと外れません)

現状のステータコイルが顔を出しました。
変換 ~ IMG20230225132319
目視で異常はありません。

パッキンをスクレーパで一部分だけ剥がし、ステータコイルを配線ごと抜き出す。
変換 ~ IMG20230225133137



左が現状使用してたコイル、右が1.2mmで巻きなおしたコイルです。
変換 ~ IMG20230225134431


まぁ、急ぎの話でもないので、のんびりと楽しんで作業。
変換 ~ IMG20230225134327

コイルの太さが違います・・・現状のは1mm、新作は1.2mmです。
変換 ~ IMG_20230226_000633
と、ここで何かに気付きました。これってもしかして鉄心のコアの枚数が違うんじゃね?
左のNZ仕様CT110は15枚、右の国内CT110は18枚あります。
昔の国内版CT110のコイルの方が3枚多いじゃーないですか。


これはいったいどーしてなんだろうか? と、コーヒーをすすり、チョコを食べながら考えてみた。
変換 ~ IMG20230225135038
そ そうだ!昔は鉄が余っていたが、コストダウンで枚数を減らしたんだ!

なわけかどうかは知らんが・・・

これって、問題ないんだろうか?
組んでみたら、フライホイールのマグネットとビミョーに何かが・・・ってことにはならんのかねぇ?


悩んでも始まらんので、とりあえず配線をハンダ付けしてみる。実践あるのみ。
変換 ~ IMG20230225143603
配線はオリジナルが0.75sq相当であったが1.5sq相当と、倍の太さで組んでみた。

コネクタ側も元通りに組んでおく。
変換 ~ IMG20230225143624
通常はピンクと白の配線を→赤と白に変えてAC出力、緑に赤がニュートラル、黒に赤が点火用エキサイターの出力。

ガスケットパッキンは再利用、切れそうなところはいつものように液状シリコンガスケットでごまかす。
ガスケットは買ってはあるんですが、在庫を出すのが面倒で、ついついそのまま使ってしまう。
変換 ~ IMG20230225144053

で、元通りに組み直したんですが・・・




エンジンがかからんとです。


え、なんで?


と、思いますよねぇ・・・普通。


点火プラグに目をやると、火が飛んでないんです。
(このバイクは、とある特殊機器によって、リアルタイムに点火プラグに火が飛んでるか目で見てわかるようになってます)

てーことはエキサイターコイルが原因ということ。

新しく組んだコイルのエキサイターコイルは前の持ち主が組んだまま、そのまんま流用してしまったんです。
コイル抵抗を測ったら3Ωとかなので、どこかで短絡してるような・・・だよねぇ。


ちなみに・・・使っていたコイルを測ってみたら、213Ω
変換 ~ IMG20230225162541
組む前にエキサイターコイルも測っておいたら良かったんだよねぇ・・・まぁ、いわゆるひとつの”後の祭り”ってやつ。

自分が組んだもの以外は信用しちゃーいけないのかもねぇ・・・
エキサイターコイルで妙にエキサイトしてしまった。


てなわけで、とりあえず組み戻すか、と考えてたら45分後に雨降ってくるって腕時計がブブブーと震えたので、急いで撤収お片付け。本日は急遽イベント中止です。

お楽しみの本番は これからさぁ~



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前回、ブレーキの整備とスタッドレスタイヤから夏タイヤに履き替えたまでは良かったんですが、「千葉は舞浜のネズミの国」に1泊2日で浮かれつつ出かけたら、左前輪からカタコトカタコトと異音が発生したんです。

ブレーキ整備といっても、普通にフルードを入れ替えただけですのでキャリパーピンとかキチンと締めてますから異音の発生なんてなりようがないと思ってたんですけど、最初は湾岸線を80キロで走ってる時にコトコトと音が鳴り始めて振動も発生し、舞浜のホテルのパーキングに入る時点、40キロでさらに激しくカタコトカタコトと段々と音が激しくなっていったのでした。
同乗者でも明らかに異常だとわかるような音です。

さすがにこれはヤバいと思い、まさかと思いつつもホイールの増し締めを確認し、それが問題ないようであればハンドルを左いっぱいに切って、下にもぐりこんでキャリパーの増し締め点検をしようとしたんですよね。

で、

結果としてホイールナットがほぼ緩んでました。(汗)
5個のうち1個は1回転ほども緩んでました・・・(大汗)


なんで?って、普通、思いますよね。
きちんと規定トルクで締めたホイールナットが少し走行しただけで、そんなにゆるむものなのかと?


実は、思い当たるフシがあったんです。

左フロントに夏タイヤを付けた際に、(夏タイヤはHONDA純正のアルミホイールなんですけど、)スタッドレス用の一般用ジュラルミンナットで締めてしまい、「あっしまった!」とすぐに気が付いて、HONDA純正ナットに交換したんです左前だけ。

それってどーいうこと?って思われるかもしれませんが、HONDA純正ホイールナットってホイールに接するところが丸くなってるんですよ。一般用のホイールナットは単なる直線のテーパー状になってるところがHONDAのは丸いんです。何でですかねー、なんでHONDAはそんな特殊なナットを使うんでしょうかねぇ・・・一説には、丸い方が応力が均等にかかるとか・・・適当に締めあげても確実にセンターが出るとか・・・そんなことを聞いたことがあります。

下図の左側が一般的なナットで締めた時の応力で、右がそのあとにHONDA純正ナットで締めた時の応力を単純比較で描いてみました。
IMG_20220408_195905


まぁとにかく、一般用のナットで1回締めちゃったもんだからアルミホイール側の座面の金属面が少し歪んだのではないかと思います。その後、丸くなってるHONDA純正ナットで規定トルクまで締めたんですが、ホイール側の座面が歪んでテーパー状になってしまい、そのあと丸いナットで締めても元通りにならず、走行した衝撃や応力で、段々と座面が元に戻っていって隙間が生じ、結果として緩んだ状態になったと理解できます。



整備中の「あっ しまった!」という失敗を記憶に留めておいてよかったですー。
万一、適合の違うナットで1回でも締めてしまったら、その後の状態に注意せよ!っていう結論です。

こんなお粗末な・・・どーしよーもないハナシで申し訳ありませんねぇ・・・

HONDA車の純正ホイールとナット、知る人ぞ知る、(知らない人は一切知らないけど)面倒なハナシでもあります。




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